終活と聞くと、お年寄りの方がやるイメージが強いですよね。
でも、まだ40代前半の私ですが、「終活」をちょっとだけ始めてみました。
そこで今回は、私がやっておいてよかったことをご紹介したいと思います。
てか、まだ死んでませんけどね(;^ω^)
終活って何をすればいい?
終活って漠然としすぎていて、具体的に何をすればいいのかちょっと分かりづらい。
終活とは、具体的には、
・生前整理
・葬儀やお墓などの準備
・病気の治療方針や延命治療への考え方の共有
・財産の相続について
のことを言うようです。
もちろん全部大事だけど、40代の私がまずやるべきことって・・・
と考えると、お墓の心配や財産相続のことよりも、生前整理なんだろうなと。
それ以前に、延命措置に対する考え方や、脳死の際にどうしたいかなどは家族で共有しておくべきだと思うけど、すぐにでもできることなのでパッとやっておくといいですよね。
例えば、
免許証や保険証の裏に脳死の意思表示があるので、そこに記入して共有しておくとか、
重い病にかかってしまった時にどういった治療がいいのかなどを話し合っておくと何かあったときに安心だと思います。
で次にできることと言ったら、「生前整理」です。
40代で始めた4つの終活とは?
私がこの年齢で始めた終活は「生前整理」ですが、具体的に何をしたのかをご紹介します。
部屋やモノの整理
一人暮らしだと、部屋に余裕があることもあってどうしてもモノが増えていってしまいます。
私、一人なのに2LDKの部屋を借りていて、
1部屋は完全にウォークインクローゼットのようにして使っています。
そんな広い部屋のせいなのか、私自身モノは少ない方だと思っているけど、
それでもクローゼットは服やバッグなどでいっぱいだったし、
キッチンや洗面所にも、いるのかいらないのか分からないものが奥の方に眠ったままになっていたり・・・。
もし、今このまま私が死んだら、この部屋を誰かが片付けるんだよね~と。
それが例え身内であったとしても、恥ずかしいし嫌だなと。
そこで、少しずつ断捨離をしていくことにしました。
今は2LDKの部屋がとんでもなく広く感じるほど、部屋中がスッキリしています。
通帳やお金の整理
若い頃は会社を転々としていた私。
会社によっては、給与振込用に指定された銀行で口座を作らないといけなかったりして、
新しく銀行口座を作ったりしていました。
それ以外にもポイ活やキャンペーンなどに便乗して、
使いもしない口座を開設したりもしたので、一時期かなりの銀行口座を持っていました。
これらも整理です。
いろんなものが引き落としされる口座、貯金用口座、投資信託用の口座など
用途を決めて今は5口座まで減らしました。
あとは全部解約です。
数年前に休眠口座の制度も変わったので、それもいいきっかけでした。
今はインターネットバンキングも多いので、
利用している私としては、親のような年配の人でも分かるようにと、
持っている口座一覧を簡単に作っておくようにしました。
これなら、最低限ネットバンキングの存在には気づいてもらえそうですからね。
また、同じようにクレジットカードも整理しました。
クレジットカードも、なぜかたくさん持ってました。
なんで作ったんだろう?
と今となっては分からないような用途不明のカードもあったり(;^ω^)
これらもすべて解約して、クレジットカードは3つに。
あ、ETCも入れると4枚ですけどね。
口座やカードが少なくなった分、
若干煩雑になりつつあった支出の管理がしやすくなり、
お金の使い方もちゃんと考えるようになったことは、思いがけないメリットでした。
情報の整理
パソコンやスマホの中には、大量の情報が入っていますよね。
その中でも、気になるのは会員情報でした。
何だか放置しておいても大きな問題はないような気はしますが、
いつまでも私の個人情報がどこかに登録され続けてるって気持ち悪いなとも思い・・・。
一応会員登録しているアプリやショッピングサイトなどの情報は、
一覧にしてまとめている私。
それさえ見れば、私が何に登録しているのかは分かるわけなんだけど。
でも、私が死んだ後に誰かが退会してくれるとはどうしても思えないから、
長年使っていなかったものはすべて退会処理をして、整理することに。
あとは、パソコンやスマホの中に保存されている画像の整理もしました。
とにかく大量の画像たちは、私の大切な思い出でもあります。
でも、あっちこっちに保存されていると、気づかれずに削除されてしまうかも。
いや、もう死んだ後だからいいのか。。。
でも、両親は見たいかもしれない。
友人が集まって、画像を見ながら私を偲んでくれるかもしれない。
そんなことを思うのも、実は同級生の死があったからなんですけどね。
みんなのスマホに残ってた画像をまとめて、葬儀の時入口でずっと流していて。
それを見たご両親が、とても喜んでくれていたんです。
そういう経験が身近であると、
やっぱり私の写真残しておいた方がいいよねと思うわけですよ。
で、パソコンのデスクトップに「思い出のアルバム」などと分かりやすい名前でフォルダを作り、すべての写真を一か所に保存することにしています。
だから、スマホとパソコンの両方に同じ画像があるという感じになるんですけどね。
バックアップにもなるので、いいかなと。
交友関係を整理
一番大変だけど重要だと思ったのが、交友関係の整理です。
スマホの電話帳、
連絡を取らなくなって何年も経つような人達が残っていたりしません?
私が死んだときにどうしても連絡して欲しい人が誰なのか、
果たして両親は分かるのだろうか?
逆に、別に知らせなくていい人にわざわざ知らせたりするんじゃないだろうか?
な~んてことを考えたら、整理しなきゃと思ったわけです。
だって、一人暮らし生活が長い私のような40代のおひとりさまでは、
親が知らない交友関係の方が圧倒的に多いわけですからね。
ということで、スマホのアドレス帳を整理しました。
さらに、ちょっとめんどくさかったけどアドレス帳内に、
私とどんな関係の人なのかをメモしておくことに。
関係性って難しいですが、前の会社の同僚とか、学生時代の先輩とか、友人とか。
あと、この人に聞けば私のことは分かるはず!という親友と言える間柄の人のことは、
帰省の時などに話題に出したりして親が知っているようにしたりしています。
スマホの電話帳を整理したことで、
無駄な交友関係もなくなってくれたような気がしています。
人を選別するのは簡単なことではないですが、
人付き合いが増えれば出費も増えるので、
本当に大切な人以外とはなるべく距離を置くことも必要かもしれないなと思いましたよ。
40代おひとりさまの終活まとめ
40代で終活なんてまだ早い、と思う人も多いと思いますが、
終活の為というより「整理整頓をする」という感覚で身の回りを片付けていく方が
気分が楽かもしれませんね。
きっかけは終活をと思ったことだったですけど、
結局は、『自分が今暮らしやすいようにするため』に整理したということもあるなと
やり終えた今はそう思えます。
その結果、生前整理になったということで結果オーライとね。
そして、ご紹介した4つの生前整理も、
生活していく中でまた増えていくモノたちだと思うから、
定期的に何度かやり続けないといけないことだなとも感じています。