Bluetoothどこまで繋がる?距離を伸ばすには?測定アプリはある?

いきなりですが、Bluetooth(ブルートゥース)を使っていますか?

Bluetooth(ブルートゥース)は、
配線で繋げなくても周辺の機器同士を接続できる機能です。

イヤホンやカーナビ、ステレオ、マウスやキーボードなど
いろいろな機器に用いられるようになりましたね。

ところで、Bluetoothはどのくらいの距離まで届くのかご存知ですか?

そしてさらに、この通信距離を伸ばすことが可能なんですよ。

そこで今回は、Bluetoothの届く距離や、通信距離を伸ばす方法をご紹介したいと思います。

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Bluetoothはどこまで繋がるの?

Bluetooth(ブルートゥース)を使っていて「あれ?届くと思ったのに、繋がらない・・・」
という経験をしたことがある人もいるかもしれません。

実はBluetoothは、届く距離通信範囲が決まっています。

そして、この通信強度を表す「Class」という概念があります。

まずは、このClassの種類と違いについてご紹介していきたいと思います。

 BluetoothのClassとは?

BluetoothのClassとは、届く距離や範囲を表すものです。

種類は1から3までの3つで、Class1が一番通信距離が長く(広く)、
Class3が一番通信距離が短く(狭く)
なっています。

それぞれのClassでどのくらい届くのか、距離を数値で示されていますが、
これはあくまで参考でしかないそうです。

なぜかというと、通信距離範囲内であっても、
接続した機器同士が離れれば離れるほど通信状況は悪くなるからです。

ですので、Class1であっても、できるだけ機器同士は近いところで使うのが良いのです。

Class1

3つのClassの中で一番届く距離が長いのが、Class1です。

最大出力は100mWで、通信距離はおよそ100mほどです。

100mって結構広い範囲だなと思いませんでしたか?

近い距離でしか使ったことがない私にとっては、100mはかなり驚きでした^^

確かに、ジムのプールなどで、
イヤホンをして水泳をしている人を見かけたことがあります。

Bluetoothのイヤホンを使って、
音楽を聴くなどしながら運動されているんでしょうね。

Class2

Class1の次に最大出力が大きいのがClass2です。

最大出力は2.5mWで、通信距離はおよそ10mほどです。

一気に距離が短くなりましたね。

スマホの機種のほとんどが、このClass2なのだそうですよ。

通信範囲が広すぎず、狭すぎずで、
一番負担がかからず不便でもないのがClass2なんでしょうね。

何事も中間がいいということでしょうか^_^

Class3

Classの中で、一番届く距離が短いのがClass3です。

最大出力は1mWで、通信距離はおよそ1mほどです。

Class3になると、相当狭い範囲に限られるようですね。

このClassの機器を使う時は、
近くでしか利用しないものでないと不便に感じるかもしれませんね。

 繋げたい機器のClassが違う時はどうなる?

Bluetoothの3つのClassについて、届く距離に違いがあることは分かりましたね。

では、それぞれの機器でClassが決まっているわけですが、
繋げたい2つの機器、例えばパソコンとマウス、スマホとイヤホンなどが、
それぞれ異なるClassだった場合、どうなるのでしょうか?

BluetoothのClassが異なるもの同士を繋げる場合は、
実は、通信が届く距離が短い方に合わせられます。

Class1とClass2の2つの機器をBluetoothで繋げた場合、
通信距離は短い方のClass2となるということです。

Bluetoothは2つの機器が相互で通信し合わなければいけません。

例えば、Class1のイヤホンと、Class2のスマホをBluetoothで通信した場合、
Class2の通信範囲を超えてしまえば、
スマホからの通信がイヤホンに届かかなくなってしまいます。

いくら通信距離の長いClass1のイヤホンからスマホまでの通信が届いていても、
Class2のスマホからイヤホンからの通信が見つけられなければ、
Bluetoothの通信自体が維持できなくなるのです。

ちなみに、例にもあげたように、ほとんどのスマホはClass2なのだそうです。

Bluetooth機能付きの機器を購入する際には、Classを確認すると良いですね。

Bluetoothの距離伸ばす方法は?

Bluetoothには、Classというものがあり、
それぞれに届く距離が異なることが分かりました。

しかし、先ほど少し触れましたが、Classによる通信距離はあくまで目安です。

Bluetoothで繋げた機器の距離が離れれば離れるほど、
通信状態は悪くなります。

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しかし、距離以外にも様々な理由で通信状況が悪くなることがあります。

その原因を取り除くことで、Bluetoothの距離を伸ばすことは可能となるのです。

もちろん、Classの最大距離以上に伸ばすことはできませんが^_^;

これからご紹介する方法で、今まで「この距離では使えないんだ」とあきらめていた場所で
使えるようになるかもしれませんよ^^

 別の電子機器が通信を妨げる!?

Bluetoothで通信する際、通信したい機器以外の電子機器が近くにあると、
Bluetoothの通信距離が短くなりやすくなるとされています。

電子機器から出る電波がBluetoothの通信の障害物となるのだそうです。

特に、パソコンやイヤホンがあると起こりやすいのだとか。

これら障害物となる電子機器を取り除くことで、
通信距離が短くなるのを防ぐことができます。

Bluetoothの通信に障害となるのは?

Bluetoothで繋げた2つの機器を、できるだけ離して使いたいと思った時、
どんな物が通信を妨げているのかが分からないと、何を取り除いたらいいのかも分かりませんよね。

例えば、スマホを使っていて、
電波が良い場所と悪くなる場所があるなと感じたことありませんか?

これは、拠点となる場所との距離も大いに関係していますが、
それ以外にもスマホのLTEの電波を妨害するものや干渉するものがあることが原因
通信が届きにくくなっているのです。

これと同じことが、Bluetoothにも起きるというわけです。

では、どんなものが電波障害となるのかをご紹介していきますね。

◆壁など物理的な障害物

Bluetoothで通信したい機器の間に壁などの物理的な障害物があると、
電波の障害になる場合があります。

このような物理的な障害物は、種類によって干渉の度合いが違ってきます。

まず、障害物が間にあっても、
上部や下部などに空間がある場合は障害物になりにくいです。

空間があれば、そこから電波が通るからですね。

ドアや窓などがこれに該当します。

また、木材やガラスも障害になりにくいと言われています。

では何が障害になるのか、というと、コンクリートの壁や金属などです。

コンクリートの壁や金属の使われた壁や製品が周辺にあると、
Bluetoothの通信距離は短くなります。

◆電子機器など電波が障害になるもの

物理的な障害物のほかに、
電波同士が干渉し合うことで通信状況が悪くなる場合もあります。

先ほどもお伝えしましたが、
パソコンやイヤホンなどが間にあるとBluetoothの通信の妨げになるようです。

その他に、電子レンジなどの家電も障害になりうるのだとか。

これらの機器をBluetoothで通信する機器の間に置かないことも
通信距離を伸ばす方法のひとつです。

 Class1対応の機器で合わせる

これは、購入後ではどうにもなりませんので、
購入前に確認が必要ですし、当たり前すぎて書くのも申し訳ないのですが^_^;

Bluetoothで通信したい機器を両方とも、
通信距離が一番長いClass1で揃えれば、100mくらいの距離が可能となります。

また、パソコンの場合なら、Class1にするモジュールが販売されていますので、
パソコン本体に設置し、パソコンをClass1対応にすることで、
通信距離を伸ばすことが可能です。

スマホ用のモジュールもあったようですが、現在は販売されていないみたいです。

Bluetoothを測定するアプリは?

Bluetoothの強度が目で見えるようになれば、
障害物のことを考えなくても、使いたい距離で通信強度を確認できますよね。

また、通信状態が悪い時、
間にある何が障害になっているのかも分かると便利ですもんね。

そんな便利なアプリがないかなーと思い、
いろいろと探してみましたが、使えそうなアプリは見つけられませんでした。

「AR Sensor」というAndroid向けのアプリが面白そうだなと思いましたが、
スマホ対応になっていないという、ちょっとよく分からない状態で、
ご紹介するに値しませんでした。

そしてもうひとつ、こちらはスマホに対応している、
「Bluetooth Finder」というアプリがあります。

しかし、こちらも評価が非常に悪く、おすすめできません。

これらのアプリを使うくらいなら、
お手持ちのスマホの、BluetoothをON、OFFする設定画面で通信強度を見た方が
断然見やすいと思います。

今後、使いやすいアプリが出てきたら、紹介していきたいと思います。

Bluetoothどこまで繋がる まとめ

Bluetoothには、3つのClassがあり、それぞれ通信が届く距離が異なります。

そして、このClassだけでなく、他の理由で通信状況が悪くなる可能性もあります。

もし、Bluetoothを使ってみて通信状況が悪いなと感じた時は、
ぜひこの記事を参考に試してみてくださいね♪

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