春は暖かい日差しで室内もぽかぽかしてきますよね。
すると、寝不足でもないのについついウトウト・・・なんてことありませんか?
そこで今回は、春になると眠くなるのはなぜなのか?
仕事中に眠くなった時の対処法について調べてみました。
春になると眠くなるのはなぜ?
ぽかぽか陽気に誘われて、ついウトウト…。
暖かい春になると、睡眠不足でもないのになぜか眠くなるという経験は、
たぶん誰もがしていることと思います。
なぜ春にはこんなに眠くなるんだろう?
と不思議に思っている人もいるのではないでしょうか。
春に眠くなるのは体へのストレスが少ないから
春になると眠気が起きやすいのは、
身体へのストレスの量が関係していると言われています。
私たちは、交感神経と副交感神経が交互に働くことで
活動的になったりリラックスしたりしています。
そして冬は寒いので、体が冷えますよね。
すると、私たちの身体は体温が下がらないように活発に働くのです。
このような場合は、交感神経が優位になっていて、
身体にはストレスがかかっている状態なのだそうです。
夏は夏で、暑さから身体を守ろうと交感神経が働き、
身体にストレスがかかっています。
しかし、ポカポカと暖かい春になると、
私たちの身体は副交感神経が優位になっていて、
ストレスが軽減され、リラックスした状態となるのです。
お風呂に浸かっている時など、身体が温まりゆったりした気分になると
なんだか眠くなりますよね?
春の陽気には、身体にこれと同じような効果をもたらすことが理由のようです。
「春眠暁を覚える」は春の眠気のことじゃない!?
春のぽかぽか陽気に、ウトウトと眠くなると、
「春眠暁を覚える」という言葉が浮かんでくるという人もいるのではないでしょうか。
私も、天気の良い日中に眠気に襲われると、
ふとこの言葉が浮かんでくるものです。
でも、調べてみたら「春眠暁を覚える」って
「春の陽気で日中に眠くなる」ことを意味するわけではないようですよ。
いや、私も完全に勘違いしていましたよー^_^;
春の陽気を感じて、「これって『春眠暁を覚えず』ですね~」
なんて自信ありげに言ってみたら、
意味が違うなんてことになるとちょっと恥ずかしいかも!?
ついでに覚えておきましょう。
「春眠暁を覚えず」は
「春は良く眠れるから、夜が明けたことに気づかず寝坊してしまう」
が本当の意味なんだそう。
つまり、春の陽気で日中にウトウトすることではなく、
「朝寝」のことなんですね。
また、春の夜が短いことを表す場合もあるようです。
どちらにしても、
「春の朝のこと」をうたった詩であることは間違いないようですね。
仕事中に眠くなる対処法は?
そんな春の暖かさに負けて、
仕事中に眠気に襲われるという人、結構多いのではないでしょうか。
勤務時間中に眠くなってしまった場合、
みんなはどんなふうに眠気と闘い、打ち勝っているのでしょうか?
私の周りの友人達に、いろいろと聞いてみましたよ。
仕事中の眠気対処法
身体に刺激を与える
自分で自分をつねってみる、シャープペンシルの芯で突いてみるなど、
身体への刺激は目を覚まさせる効果があると言われています。
会議中など、身動きが取りづらい場面では
この方法くらいしか対処法は見つからないかも知れませんね。
そして、些細な刺激では強力な眠気には打ち勝てない可能性もあります。
結構ガッツリと刺激を与えてあげてください(笑)
ただし、ケガをしないように気をつけてくださいね。
ブラックコーヒーを飲む
ご存知の人が多いと思いますが、
コーヒーに含まれるカフェインには覚醒作用があると言われているため、
眠気を覚ます効果が期待できます。
ただ、眠くなってからブラックコーヒーを飲んでも効果がないんだとか。
会議長くなりそうだな~とか、今日は暖かいから眠くなるかもしれないな・・・
そんな風に感じたら、先に飲んでおくのがおすすめです。
辛いガムをかむ
刺激のあるガムをかむと、眠気を抑えることができます。
ガムの辛さによって刺激がありますし、
口を動かすことでも脳が覚める効果があると言われています。
ただ、こちらも会議中などに飲み物以外を良しとしない会社では実践は難しいですね。
会議などは関係なく、普通に仕事中に眠くなってしまった場合は
ぜひ試してみてください。
エナジードリンクを飲む
エナジードリンクを飲むと、
あっという間に眠気に勝つことができます。
本当にあのドリンクはすごいです。
ただ、数年前にも問題になっていましたが、
飲む過ぎると身体に悪影響があると言われていますので、
安易に飲みすぎないように気をつけましょう。
どうしても飲まないと仕事に支障が…といった、
「いざ」という場合にのみ頼ると良いと思いますよ。
ストレッチをする
軽く伸びをする、立ち上がって少し体を動かすだけでも
眠気を抑える効果があります。
私も何度か試したことがありますが、
眠気がおさまったと思って、席に座るとまたすぐに眠くなる
という場合も良くあります^_^;
思い切って仮眠をとる
何をしても眠気がおさまらないという場合には、
思い切って寝てしまうのもひとつです。
ちょっと寝るだけで、ウソ!?と思えるほどスッキリしますよ。
仮眠は、できれば15時くらいまでに、15分程度取ると良いと言われています。
遅い時間に仮眠を取ったり、30分以上の長い仮眠をすると、
夜に寝つきが悪くなる可能性があるのだそうです。
会社で仮眠するなら場所は?
仕事中に眠くなってしまった時、
思い切って仮眠をするとスッキリします。
仮眠室がある会社ならいいですが、
仮眠室がない会社では、どこでどのくらい寝たら良いのか困りますよね。
私も実践していた仮眠方法を、ご紹介しようと思います。
会社でしっかり仮眠をとりたい
仮眠は15分程度とると良いと言われていますので、
15分しっかり仮眠したいという場合、
会議室や応接室などを予約して使用するという方法があります。
ただ、これができるのは会社である程度の立場にある人でないと
難しいかもしれませんね。
応接室などを個人的に使用するのが難しい場合は、
トイレでの仮眠がおすすめです。
15分しっかり取るのは難しいかもしれませんが、
便座に座って目を閉じていると、意外と眠れるものですよ。
長い時間仮眠をとってしまうと、
逆に体がだるくなったり余計に眠くなったりします。
そのため、
会議室などにこもって仮眠しない方がかえって良いとも言えますね。
仮眠する時間がない場合
忙しくて仮眠なんてとってられない、また、仮眠取るなんて上司に怒られそう
という人の場合は、
1分間目を閉じるだけでも仮眠と似た効果が得られるのだそうです。
椅子に深く腰掛けて、1分ほど目を閉じましょう。
たった1分ですが、脳を休めることによって眠気を吹き飛ばし、
集中力を高めることができるとされています。
いやいや、自席で1分間も目を閉じてなんていられないという人は、
こちらもトイレの個室で行うと良いですよ。
トイレの個室での仮眠、私も友人達も結構使っています(笑)
春は眠くなる まとめ
春のやわらかい日差しに、ついつい眠くなってしまいますが、
それは副交感神経が優位に働いているせいで、
あなたが悪いわけではありません。
だからといって仕事中にウトウトしていては、
仕事がはかどりませんし、
上司や同僚からも変な目で見られてしまう可能性があります。
眠気に打ち勝つ方法を試したり、思い切って仮眠をとってみたりして、
春の眠気と上手につきあっていきましょうね。