湯たんぽはエコなのか!?暖房費は節約できる?電気あんかとの比較は?

寒くなってくると恋しくなるのが暖かい湯たんぽ。

最近、湯たんぽがとっても人気のようですね。

小型のものや、かわいい形のものなどがたくさん出てきています。

私は幼少期からずーっと湯たんぽの愛用者。

人気が出てきてちょっと嬉しいと思ってるくらいです。

ただ、『湯たんぽはエコだ』という言葉を信じている人が多いようですが
本当にそうなの?と疑問に思う人もいますよね。

だって、湯たんぽの為にお湯を沸かしているから。

そこで今回は、湯たんぽは本当にエコなのか?暖房費って節約できてるの?
などの疑問や、電気あんかや電気毛布との比較についても紹介していきたいと思います。

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湯たんぽはエコなのか!?そうでないのか?

湯たんぽを夜寝る前に布団の中に入れておくと、寝る時には布団の中がポカポカ。

寒さを感じることなく、眠りにつけるのが湯たんぽのいいところですね。

さらに最近では、寝るときだけではなく、
普段使いにも役立つ小型の湯たんぽも多くあります。

私は昔、会社で小さな湯たんぽを愛用していました。

会社で仕事をしている時、暖房だけでは足元が寒いんですよね。

なので、小さな湯たんぽを持ち込んで、膝の上に置いて仕事をしていました。

足の付け根あたりを温めると、全身がポカポカするのでとっても助かっていましたよ。

ま、会社の場合は会社に備え付けのお湯を使うことになるので、
エコについて考えることはありませんでしたが^_^;

でも、家で使う湯たんぽについては、エコなのかが気になりますよね。

実は、『湯たんぽはエコ』という考えが定説のようになっているのは、
昔の生活環境のまま伝わっているからなんです。

昔は、暖房器具と言えば石油ストーブだったんじゃないかと思います。

ストーブの上にやかんが乗せてあって、
そのやかんで沸騰したお湯を湯たんぽに入れて使っていました。

この方法だと、
わざわざ湯たんぽの為にお湯を準備していないのでエコなのは分かると思います。

でも今は、暖房と言えばエアコンやヒーターなどですよね。

そうなると、湯たんぽのお湯を用意するためにお湯を沸かす必要が出てきてしまいます。

実は湯たんぽのせいで、ガス代や電気代が余分にかかっているんではないか!?

となり、湯たんぽはエコではないのかも!?という疑問が湧いてくるんです。

そもそもエコって何を基準に?というところもあると思いますが、
今回は、料金を基準にして、湯たんぽがエコなのかを見ていきましょう。

分かりやすく、湯たんぽの容量1リットルの場合にいくらかかるのかを計算してみます。

水道も電気やガスも、地域や会社によって価格は異なるため、
平均的な数値と言われているもので計算します。

水は、1ℓ=0.24円とします。

ガスは、やかんに入れてガスコンロで沸かした場合、
電気は、短い時間でお湯が沸かせる電気ケトルを使った場合を想定します。

《やかんに水を入れてガスコンロで沸騰させた場合》
1ℓの水道料金・・・約0.24円
中火で沸騰させた時のガス料金・・・約2.2円
合計:約2.44円
《電気ケトルで水を沸騰させた場合》
1ℓの水道料金・・・約0.24円
電気ケトルでの電気料金・・・約2.3円
合計:約2.54円

数値にしてみると、なんだたったこれくらいか・・・
と思う人もいるかもしれませんが、1ℓの容量は湯たんぽでも小さめサイズです。

湯たんぽのサイズが大きければその分数値は大きくなりますし、
家族の人数分湯たんぽの数も増えることにもなります。

うわさや風潮に惑わされるのではなく、毎日の湯たんぽにどのくらい料金がかかっているのか、一度冷静に考えてみると良いのかもしれません。

ちなみに私は、エアコンの乾いた風が苦手で、今でも石油ストーブ派。

そのため、ガス代も電気代も余分にかからないので、
『湯たんぽを使う=エコ』になってます^^

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湯たんぽで暖房費は節約できる?

湯たんぽを使うことで、
暖房をつけなくていいとか、電気毛布や電気あんかを使わなくていいとかで、
電気代が節約できていると考えている人も多いかと思います。

でも、先ほどお伝えしたように、
『お湯を沸かす』行為によって別の料金がかさんでいる可能性があるんですよね。

暖房は使わないけど、トータルで考えると節約できてるの?
が、気になるところではないかと思います。

ただ、これも使っている暖房器具の種類や、部屋の広さなどによって変わってきてしまうので、一概には言えません。

しかし、寝ている時、基本的には布団の中さえ暖かければいいいはずですので、
湯たんぽを使った方が暖房費としては節約できそうです。

とはいっても、先ほど説明した通り、ガス代や水道代は毎日かかってきてしまいます。

湯たんぽに使うお湯を、ポットの残り湯を利用したり、
料理の際に少し余分にお湯を沸かすなど工夫することで、節約は可能ですよね。

また、お風呂のお湯などを流用するのもひとつの方法です。

真水から沸騰させるわけではないのでガス代も節約になりますし、
もちろん水道代の節約にもなります。

ただし、浸かった後のお風呂のお湯を、普段食事に使うやかんで沸かすのは不衛生ですので、
湯たんぽ用のやかんを別で用意しておくといいですよ。

このような工夫をすることで、
湯たんぽを使うことによる暖房費の節約はできちゃいますよ。

湯たんぽと電気あんかを比較してみる

さて、先ほどは部屋を暖めるエアコンなどの暖房器具を例にして、
湯たんぽの方が節約できそうですねとお伝えしましたが、

暖房器具の中には、
電気毛布や電気あんかのように、布団の中を温めることに特化したものもあります。

では、これら電気あんかと湯たんぽではどちらがよりエコなのか、節約となるのかは
比較しておきたい部分ですよね。

私たちは、なんとなく電気を使う=エコじゃないという感覚が強いですが、
実は、電気あんかや電気毛布って電力をあまり使わないようなんです。

先ほど、湯たんぽのお湯をわざわざ沸かす場合の料金をお伝えしましたよね。

ガスだったら約2.44円、電気だったら約2.54円。

しかし、一般的に多く出回っている20W~70Wほどの電気あんかを使った場合、
1時間当たりの電気料金がたったの0.1円ほど。

標準的な睡眠時間の6~7時間で算出すると、0.7円程度となります。

湯たんぽのお湯をわざわざ沸かす場合と比べると、
圧倒的に電気あんかの方が節約できているということになりますね。

この差にはちょっとビックリだと思いませんか?

「湯たんぽのお湯をどんな方法で準備するのか」によっては、
湯たんぽを使う方がまったくエコでもないし、節約にもなっていない場合があるということです。

ただ、私個人的には湯たんぽの方が好きです。

一晩中強制的に体を温められているより、
湯たんぽがゆっくりとぬるくなり、
その代わりに自分の体温で布団が暖かくなっていく方が自然な気がするからです。

ま、この感覚はエコとは全く違う観点になってきてしまいますけどね。

湯たんぽはエコなのか!?まとめ

湯たんぽを使えば、布団の中がぽかぽかになり
他の暖房器具が必要なくなることで、節電には繋がりそうな気がします。

ただ、湯たんぽの「お湯を準備する」方法によっては、
かえってエコにならない可能性が高いことが分かったと思います。

私は湯たんぽ愛用者なので、湯たんぽの良さを伝えていきたいところですが、
安易に『湯たんぽ=エコ』ではないことを理解して、上手に活用していってほしいなと思います。

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