暑い季節になり食欲もなくなってくると、
つるんと食べられるそうめんが恋しくなります。
そうめんを、多めに茹でてしまい、
余ってしまうことも多いのではないでしょうか。
そこで今回は、茹でたあとのそうめんはどのくらい日持ちするのか、
保存して固まったそうめんのほぐし方や
のびてしまったそうめんを美味しく食べるアレンジ方法などをご紹介します。
そうめん茹でたあとの日持ちは?
家族みんなでそうめんを食べる際、
足りないと言われると困るからと、どうしても多めに茹でてしまいませんか?
私の母も、私が実家に帰省すると
「えっ!こんなに!?」と驚くほどの量のそうめんが出てきます^_^;
私が家で1人で食べる時も、キッチンで火を使うと暑いので、
わざと多めに茹でて残しておくことがあります。
このように、茹でたそうめんを保存しなければならない場合がありますが、
どのくらい日持ちするのでしょうか?
茹でたあとのそうめんはどのくらい持つ?
茹でて余ったそうめんは、冷蔵庫で保存できますが、
どのくらい日持ちするのでしょうか。
一般的には、茹でたあとのそうめんは冷蔵庫で2~3日程度とされています。
しかし、これはあくまで目安ですので、
気温(室温)や冷蔵庫開閉の頻度などを考慮して、危険と思ったら食べないようにしましょう。
危険かどうかの判断は難しいですが、触れた時にヌメリなどがあるようなら、
2~3日以内であっても処分した方が安心ですね。
もったいないので、早めに食べるように心掛けましょう。
茹でたそうめんの保存方法
茹でたそうめんは、必ず水をよく切って保存します。
そうめんが乾燥しないように、と水につけたまま冷蔵庫に保存する人がいるようですが、
麺が水を吸い続けてしまうため、ふやけて不味くなってしまいます。
茹でたあとのそうめんを保存する時には、
しっかりと水を切ることが、後で美味しく食べるコツです。
水を切ったそうめんは、タッパーに入れるかラップで包んで冷蔵庫に保存しましょう。
この時、1食分ずつに分けて保存すると後で使いやすいですよ^^
ちなみに私の母は、水を切る時間が面倒なようで、
そうめんをザルにあげ、ざるごとボールに乗せ、上にはラップをして冷蔵庫にしまいます。
これで勝手に水が切れていくし、
ボールとラップでそうめんを乾燥から守ることもできるということのようです。
半日~1日程度であれば、私の母の保存方法でも全然イケると思いますよ。
時間がない、めんどくさいという人は一度お試しくださいね^^
茹でたそうめん、数日程度なら保存はできますが、
時間とともに風味や食感が落ちていくため、やっぱり茹でたてが一番美味しいのだそうです。
できればめんどくさがらずに、毎回食べる分だけ茹でるのが一番です。
固まったそうめんをほぐすには?
水を切ってそうめんを保存しておくと、麺どうしがくっついてしまいますよね。
コンビニやスーパーなどでそうめんやお蕎麦を買って食べたことがある人は
経験があるかも知れませんね。
その固まった麺をほぐす際には、つゆを先に入れて麺をほぐしたり、
「ほぐし水」というものが入っている場合もあります。
このように、水分を使うことでくっついた麺が離れてほぐれるのですが、
水が少なかったりすると、
ブチブチと麺がちぎれてうまくほぐせません。
保存して固まったそうめんを食べるときには、流水を使うのがおすすめです。
流水をかけながら、固まったそうめんを優しく左右に振れば、
それほど力も必要なく簡単にほぐすことができますよ。
それでもうまくほぐれない場合には、
ボールなどに水とそうめんを入れ、少し時間をおくとほぐれやすくなります。
ただし、水に浸しすぎると麺が水を吸ってしまうので気をつけましょう。
のびたそうめんのアレンジ料理
固まったそうめんは、ほぐせばまた美味しくいただくことができますが、
水を吸ってのびてしまったそうめんは、そのままでは美味しくありませんよね。
ただ、傷んでいるわけでもないので捨てるのはもったいないし。
そんな時には、そうめんをアレンジすることで美味しい料理にできますよ。
のびたそうめんのアレンジ料理をご紹介したいと思います。
そうめんチヂミ
・のびたそうめん 100g
・卵 1個
・片栗粉 大さじ1
・塩 小さじ1/2
・粉末だし 小さじ1
・油(ごま油) 大さじ1
・薬味 お好みで
《作り方》
1:のびたそうめんを細かく刻み、片栗粉とよく混ぜ合わせます。
2:卵に粉末だし、塩、ネギなどの薬味を入れて混ぜ合わせたら、1に加えてさらに混ぜます。
3:大きめのフライパンに油を引き、2を入れます。
この時、薄めに焼いた方がカリッと美味しく出来上がります。
4:1~2回ひっくり返しながら、両面がこんがり焼けるまで焼き上げたら完成です。
みょうがを乗せたり、ポン酢をかけるとさっぱりして、夏にピッタリ!美味しいですよ。
また、チーズを入れて焼いても美味しいと思いますよ。
そうめんチャンプルー
・そうめん 100g
・豚バラ肉 150g
・玉ねぎ 1/2個
・にんじん 1/3本
・卵 2個
・サラダ油 大さじ2
・酒 大さじ1
・しょうゆ 大さじ1
・塩こしょう 少々
《作り方》
1:玉ねぎや5mmくらいのうす切り、にんじんは短冊切りにします。
豚ばら肉は3cm幅に切って、塩こしょうをふりかけます。
2:フライパンにサラダ油を引き、といだ卵を流し入れ
半熟くらいになったら一度取り出しておきます。
3:フライパンにサラダ油を引き、豚肉を炒めていきます。
豚肉の色が変わってきたら、玉ねぎ、にんじんも加えて炒めます。
4:3にそうめんを加えたら、酒としょうゆ、塩こしょうを入れて全体に絡めます。
5:最後に取り出しておいた卵を混ぜ合わせたら完成です。
チャンプルーは沖縄の方言で「混ぜこぜにしたもの」というような意味です。
ですので、豚肉をスパムやツナに変えるなどお好みでアレンジしてくださいね~。
そうめんのかた焼きそば風
・そうめん 100g
・豚こま切れ肉 100g
・小松菜 1束
・にんじん 1/4本
・しょうが 1片
・にんにく 1片
・鶏がらスープの素 小さじ2
・オイスターソース 大さじ1
・しょうゆ 大さじ1
・酒 大さじ1
・水溶き片栗粉
片栗粉大さじ1と水大さじ2
《作り方》
1:水300mlに鶏がらスープの素、オイスターソース、しょうゆ、酒を混ぜ合わせておきます。
2:小松菜は4cm幅に切り、にんじんは短冊切りにします。
生姜とにんにくはみじん切りにしておきます。
3:フライパンにたっぷりと油を引き、そうめんを揚げ焼きしていきます。
4:片面に焼き色が付いたら、ひっくり返して両面焼いていきます。
5:そうめんをお好みの固さになるまで焼いたら、お皿に盛りつけます。
6:フライパンに油を引き、にんにくと生姜を加え、香りが出るまで中火で炒めます。
7:豚肉を入れて、8~9割ほど火が通るまで炒めたら、
にんじん、小松菜の茎部分を入れ、さらに炒めていきます。
8:1で混ぜ合わせたあんかけの調味料を流し入れ、3分ほど中火でコトコト煮詰めます。
9:一度火を止めて、小松菜の葉と水溶き片栗粉を入れ、
もう一度火をつけたらとろみが出るまでゆっくりとかき混ぜます。
10:麺の上にかけて完成です。
そうめん茹でたあとの日持ち まとめ
そうめんが美味しいのは茹でたてです。
そのため、できれば余らないように茹でるのがベスト。
そうはいっても、そうめんを大量に茹ですぎてしまったり、
余ってしまうという場合はあります…。
そんな時は、水を切って冷蔵庫で保存すれば2~3日は日持ちします。
ただ、水を含みすぎてのびてしまったそうめんはそのままでは美味しくないので、
アレンジすることで美味しく変身させちゃいましょう。
夏の定番食材のそうめんを、無駄なく美味しく食べましょう。