FXの種類(トレードスタイル)はどう決めたらいい?それぞれ特徴は?

FXをはじめようと思った時、気になることのひとつとして

『取引する時間あるかな?』

があると思います。

例えば、平日は会社で働いているから、
パソコンに張り付いてチャートとにらめっこしている時間なんてない
とかですね。

そんな忙しい会社員の人でも、FXの取引はできちゃうんです。

そこで今回は、FXの取引の種類(トレードスタイル)についてそれぞれの特徴をまとめてみました。

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FXの種類って何がある?

FXと聞いて私が最初に思い浮かんだのは、『デイトレード』という言葉でした。

たぶん数年前に、芸能人の間でデイトレが流行っている
というようなテレビ番組を見たことがあり、その記憶が残っているからなんだと思います。

でも、調べてみるとFXにはデイトレード以外にも
いくつかのトレードスタイルがあるみたいなんです。

といっても、あくまで取引のスタイルであって、
これを決めることで、FX会社で何かを設定したり選択したりするものではありません。

ただ、トレードスタイルによっては、FX会社で禁止しているものもあるので、
口座開設前に知っておいた方がいいことではあるんですね。

FXのトレードの種類は大きく分けて4種類あります。

 超短期決戦のスキャルピング

スキャルピングは、チャートの値動きに合わせて、
数秒~数分というかなり短い期間で売買をしていくスタイルのことをいいます。

チャートを見て、今から値が上がるか下がるかを見極めながら、
注文と決済を短い時間で終わらせます。

短時間で取引を完結させるので、
長時間チャートをにらめっこしている必要もなく、
普段は仕事をしている人や主婦の人でも、手軽に始められる方法だと思います。

また、値動きをしっかりと見極めることができれば、
短期で簡単に稼げることができる方法でもあります。
(もちろん短期で損失が出る可能性もありますよ)

ただ、自分が思った通りに値動きがされないと、
チャートとにらめっこする時間が長くなったり、
決済しないまま仕事に戻ることになって、仕事中に気になってしまうなんてことも
起きてしまう可能性があります。

例えば、今から円高に動く(チャートが下がる)とみて『売り注文』したのに、
チャートが逆に動き出してしまった。

たぶん、一時的なものでもう少し待っていれば戻るだろうと思ってはいるけど、
休憩から仕事に戻らなきゃ!どうしよう…
みたいなことが起きるかも知れないということです。

また、これから上がるのか下がるのかの分析が難しいのも
スキャルピングだといわれています。

確かに実際にやってみると、短時間に価格の上下変動が繰り返されるため、
売った方がいいのか買った方がいいのかを見極めるのは難しいな、と感じます。

1分足や5分足など短い時間軸のローソク足を見て、
その後の展開が明らかに『上がる』可能性が高い時でも、
逆の動きをすることは多々あります。

見ているチャートの時間軸が短いほど、分析がしづらいのです。

このあたりの話は、別の機会にまとめてみようと思います。

そして、注意したいのは
FX会社によってはスキャルピングを禁止しているところがあるということ。

どちらかというとスキャルピングがOKのFX会社の方が少ないようです。

もしスキャルピングでFXを始めたいと考えているのであれば、
FX会社を選ぶ際に、スキャルピングがOKかどうかは確認しておく必要がありますね。

ちなみに、ヒロセ通商、YJFX!、GMOクリック証券などはスキャルピングは禁止されていませんよ。

 短期決戦のデイトレード

デイトレードは、数十分~1日単位で売買を行うスタイルのことをいいます。

スキャルピングよりは若干長いですが、それでも短い期間で注文と決済を繰り返します。

デイトレードという名前の通り、
注文したその日のうちに売買を終わらせるのが通常です。

といっても、
今はマイナスになっているけど、明日になればプラスに転じるかも?と思うなら、
デイトレスタイルであっても、その日のうちに売買を完結させなければいけないということはありません。

デイトレスタイルは、あくまで自分が決めているスタイルというだけなので、
固定観念にとらわれる必要はないです。

ただ、1日以上ポジションを保有したままにしておくと、
スワップポイントが加減算されるので、
スワップポイントもチェックしておくといいと思います。

デイトレードは空いた時間に値動きを見ながら売買取引ができ、
大きくマイナスが出る可能性も少ないので、気持ち的にも負担が少ない取引となり、
初心者向けだと言われていますよ。

私も、デイトレードやスキャルピングから始めたのですが、
あまり神経質になることもなく、FXができたな~という実感です。

また、スキャルピングやデイトレードは、
他の取引スタイルよりチャートの動きなどを頻繁に見ることになるため、
値動きの分析や、自分が稼く為のコツなどを早く習得できる可能性があることもメリットだと思います。

 中期決戦のスイングトレード

スイングトレードは、数日~数週間で売買を行うスタイルのことをいいます。

スキャルピングやデイトレードと大きく異なるのは、
直感的な取引ではなく、しっかりと分析ができないと稼ぐのが難しいスタイルであることかなと思います。

そのため、あまり初心者向きではないともいわれているそうです。

私も、デイトレードを中心に行っている中で、
どうしても1日またいで取引を約定するということはありますが、
あえて数日ポジションを持ったままにしておくという方法は、まだ怖くてできません(>_<)

ただ、本格的にFXで稼ごうと思うと、
スイングトレードやこの後にご紹介するポジショントレードの方がいいとも言われれているようです。

世界の経済や情勢を中期的に分析しながら、
日々のチャートを分析していくことが大切になってくるそうですよ。

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 長期決戦のポジショントレード

ポジショントレードは、スイングトレードよりもさらに長く
数週間~数ヶ月、長い場合には数年単位で売買取引を行うスタイルのことです。

長期で保有することで、どう稼ぐのだろう?
というのは、私、最初は疑問でした。

例えば、米ドル/円なんて、長期保有していてもそれほど大きく値動きがあるようなイメージはないですよね。

しかも、世界の経済情勢を月や年単位で予測して分析するなんて、
トレーダーってなんて高度なことをしているんだろうと。。

でも、FXを始めてから月単位や年単位での値動きを調べてみると、
私が想像していたよりも大きく値は変動しているんですよね。

その分析ができて、予測ができる人は、
大きく稼ぐことができる凄腕のトレーダーなんだろうなと思うわけです。

また、ポジショントレードスタイルの人のほとんどが、
『スワップポイント』を目的としているともいわれています。

スワップポイントで稼ぐ方法は、
高い金利の通貨を長期保有し、金利差で儲けを出していくという方法です。

ポジショントレードスタイルは、頻繁にチャートをチェックするなどの必要がないため、
余裕のある生活をしながら、がっつりと稼ぐことができる反面、
予測が外れると、損失も大きくなるというデメリットもあります。

そのため、損切りの設定や、損切りのタイミングを見極めることが必要になると思います。

トレードスタイルを決める必要はある?

FXのトレードスタイルは、自分のやりやすい方法で行えばいいだけなので、
これ!と決める必要はないと言えばないです。

ただ、短期スタイルであるスキャルピングやデイトレードと、
中長期スタイルであるスイングトレードやポジショントレードとでは、
分析などの方法が異なるため、
同じ分析だけで短期と中長期の両方を行うのは初心者には向いていないといわれています。

短期スタイルのスキャルピングやデイトレードは、
『チャートを分析する力をつける』ことで稼ぐことができるようになるけど、
中長期スタイルのスイングトレードやポジショントレードの場合は、
『世界の政治や経済の情勢を調べて先を読む』ことも大切になってくるのだそうです。

このような違いがあるので、トレードスタイルは決めた方がいいとは言われていますが、
私個人的には、4つの種類から1つに絞る必要はなく、
短期か中長期か、大きくこの2種類からスタイルを選べばいいのかなと思います。

トレードスタイルに迷ったら?

どのトレードスタイルで取引しようか、やってみないと分からないし・・・。

という人も多いと思います。

そういった場合には、
どれでもできるように特徴の異なる複数の口座を開設するといいと思います。

一般的にFXの口座は複数持つのが当たり前だとされています。

1つしか持っていないと、そのFX会社で何かしらのトラブルが発生した際、
復旧までの間一切取引ができなくなってしまうからです。

私もつい先日、メインで利用しているFX会社で、
一時的に通信状態が不安定になり取引ができなかったことがありました。

この時は、本当に一時的な障害だったので良かったのですが、
もし取引ができない状態が長期で続いたら…と考えると、嫌ですよね。

ただ、複数口座を持つということは、
資金もそれだけ必要になってくるということも覚えておかないと…です。

スタイルに合わせてFX口座は複数持った方がいいといっても、
トレードスタイルごとに4口座以上作らないと!というわけではないです。

まずはスキャルピングで取引しようと思っているなら、
スキャルピングOKのFX会社で口座開設が必要になりますよね。

でも、そのスキャルピングOKのFX会社では、
中長期取引するにはスワップポイントがいまいち…ということも考えられるので、
中長期トレードスタイル用に、スワップポイントが高いFX会社を選んでみる。

というようなイメージです。

このように複数口座を作っておけば、
自分がどのスタイルでのFX取引がやりやすいのかを、実践しながら決めることができます。

私も、まだまだFX初心者ですが、初めての口座開設は、
スキャルピングがNGでない『YJFX!』と、
長期的な取引用にと『DMM FX』で口座を開設しました。

『DMMFX』は1万通貨からの取引になるので、初心者向けではないらしいのですが(^-^;

また、FXに興味はあるけど、急いですぐに始めようとは思っていないという人なら、
FXのデモアプリを使うのもアリだと思います。

実際に今現在動いているチャートを使って、架空の資金で取引が試せるので、
自分に合ったトレードスタイルをじっくり見つけることができるかもしれませんね。

ちなみに私も、『デモトレ』というアプリでしばらくFXのデモをやってから、
FXを始めました。

FXの種類と特徴まとめ

FXの種類、いわゆるトレードスタイルと呼ばれるものは4つあります。

・スキャルピング(数秒~数分)
・デイトレード(数十分~1日)
・スイングトレード(数日~数週間)
・ポジショントレード(数ヶ月~数年)

ただ、スタイルは自分が決めるもので、
FX会社の口座開設時に
「私はこのスタイルで!」と申請するものでも、何か設定をするものでもありません。

つまり、スタイルを途中で変更したからといって、誰かにそれを報告する必要もないということ。

ただ、スキャルピングを禁止としているFX会社もあるので、
口座開設をする前に、ある程度自分のトレードスタイルは決めておいた方がいいです。

また、実際に取引を始めてからも、
異なるトレードスタイルを同時にやっていると、
いろんな分析を同時にやらなければいけなくなり、精神的にもしんどくなりそうです。

FXを始めたばかりの頃は、取引に慣れるためにも、
短期スタイルの、スキャルピングやデイトレードがいいのではないかと個人的には思います。

始めるまではドキドキですが、
いざ始めてしまえばそれほど難しいものでもないというのが私の感想です。
(儲かるための分析や勉強はしないといけないけど)

大切な資金を使うので、気軽にというわけにはいかないけど、
それでも少額でできるメリットをうまく利用して、FXで上手に稼ぎたいですね。

FXを始めてみようかなと思っても、いったい何をどうしたら始められるのか分からないですよね。FXって難しそうだし、リスクが高そう。そんなFXに全く無知の私がFXを始めるために、準備したこと調べたことについてまとめてみました。

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