最近、ちょっとだけ登山に興味がある私。
山を歩いていると松ぼっくりがコロコロと落ちています^^
秋の雰囲気に部屋を飾りたいな~なんてちょうど思っていたので、
気に入った松ぼっくりをいくつか拾ってきました。
ハロウィンの飾りとしても、松ぼっくりはぴったりですしね~♪
で、家に持ち帰ってふと思ったのが、
「松ぼっくりってこのままでは汚いよね?どうするんだろ??」
そこで今回は、拾った松ぼっくりをきれいにする方法についてまとめてみました。
拾った松ぼっくりは洗うだけで大丈夫?
拾ってきた松ぼっくり、拾った場所によっては汚さも違いますよね。
私のように山で拾ってきた場合は、
それほど汚れはなくても、樹液が付いてベタベタしていたり、
蜘蛛の巣や虫がついているものもあります。
ほかにも、公園で子供が拾ってくるということもあるでしょう。
そういった場所にある松ぼっくりだと、土や砂の汚れが付いていたりするし、
どこで誰が触ったか分からないという不快さもありそうです(>_<)
拾って持ち帰った松ぼっくり、
食器用洗剤や洗濯洗剤などを使って洗えば見た目にはきれいになりそうですが、
なんとなくそれだけでは不十分な気がするのは私だけではないと思います。
そうです、あのヒダヒダの奥まできれいに洗えているのかが心配なんですよね(^-^;
ヒダの奥にもし虫が卵を産みつけていたら、虫が潜んでいたら・・・
そんなことを想像するとちょっとゾッとします∑(=Д=ノ)ノ
そんなにいろいろ心配なら買ってくれば?なんて思う人もいると思いますが、
田舎育ちの私にとって、その辺にいくらでも転がっている松ぼっくりを買うなんて
もったいないとしか思えないんです。
おそらく、松ぼっくりに潜んでいる虫を殺すことと、殺菌消毒が必要なんだろうなと考えて
その方法を調べてみました。
松ぼっくりの虫対策と消毒の方法は?
松ぼっくりをリースなどに使ったり、部屋のインテリアとして利用する場合、
部屋の中に置くものなので、清潔にすることが大切ですよね。
そのためには、松ぼっくりに潜んでいるかもしれない虫や虫の卵をやっつけ、
そのほかの見えない菌に対しても消毒が必要です。
まずは、使い古した歯ブラシなどを使って、汚れを洗い流しましょう。
ある程度きれいになったら、次に虫退治と消毒です。
松ぼっくりを冷凍する
松ぼっくりを冷凍しておくという超簡単な方法です。
冷凍庫に入れて放置しておくだけなので、一番手間もかからず簡単です。
やり方は本当に簡単で、
フリーザーバック(ジップロックなど密封できる袋)に入れて、冷凍庫に1週間ほど入れておくだけ。
凍らせることで、虫が死滅するのだそうです。
ただ、気になるのは虫が死んだとしても、
その死骸が松ぼっくりの中に残ったままになること。
そして、1週間と長い時間がかかってしまうこと。
拾ってきた松ぼっくりで、すぐにリース作りや工作に取り掛かりたいのに、
1週間待たなければいけないのは、ちょっとストレスかもしれませんね。
この2つが気にならなければ、冷凍は一番手軽な方法でおすすめですよ。
①汚れを落とした松ぼっくりの水気をふき取ります
②フリーザーバックに入れてしっかり密封し、冷凍庫で1週間保管します
③1週間後取り出したら、風通しの良い場所で天日干しして完全に乾かします
松ぼっくりを熱湯消毒
松ぼっくりを熱湯に入れて消毒する方法です。
が、この方法の中でも複数パターンがあります。
・松ぼっくりに熱湯をかける
・熱湯に松ぼっくりを入れる
・松ぼっくりを煮沸処理する
この3つの方法です。
この中で、松ぼっくりに熱湯をかけるという方法は、私はおすすめしません。
なんとなくですが、それだけではちょっと不安感が残るからです。
個人的には、熱湯に入れてしばらく放置するか、煮沸させるのがいいかなと思います。
松ぼっくりは煮沸したり、熱湯にしばらく入れておくと、かさが閉じていきます。
かさが閉じてから2~3分経てば、消毒完了!
熱湯から取り出してOKです。
実際熱湯に入れたり、煮沸消毒をやってみると、小さな虫がお湯に浮いてくることがありますヾ(≧□≦*)ノ
見えないところに結構虫が入り込んでいるんだな~という感じ。
煮沸する場合には、
料理に使う鍋に松ぼっくりを入れることに抵抗がある人もいるかもしれませんね。
虫が浮いてくるならなおさら嫌だと思うかも!?
また、松ぼっくりから出た松ヤニで鍋に色がついてしまうこともあるようです。
そのため、松ぼっくりの消毒に使う鍋は、100均などで使い捨てできる鍋を準備するか、
買い替えようと思っている古い鍋を使うといいですね。
ちなみに私は、松ぼっくり用に鍋を買うことより、すぐに捨ててしまうことの方に抵抗があるので、使い古した鍋を料理以外の時用として保管して使っています。
松ぼっくり以外には、食器用スポンジや雑巾などを煮沸消毒する際に使っている鍋です。
そのような鍋がない人は、100均などで購入した鍋を料理以外に使う鍋として保管しておくといいと思いますよ。
また、煮ている間は松の匂いがかなり強くなります。
私は松の匂いが嫌ではないので、『いいにおい♪』なんてほっこりしていましたが、
苦手な人にとっては強烈なニオイになるんじゃないかと思います。
松の匂いが苦手な人は、換気扇を強めにして、窓も全開にして
部屋にニオイがこもらないように注意して行ってくださいね。
ところで、熱湯によってかさが閉じてしまった松ぼっくりですが、
風通しの良い場所で天日干しして乾かせば、再度かさが開いてくるのでご心配なく(^_-)-☆
《松ぼっくりの熱湯消毒やり方》
①松ぼっくりの汚れを取ったら、沸騰したお湯に松ぼっくりを入れます
②5分ほど煮たら、松ぼっくりを取り出します
③風通しの良い場所で天日干しして、完全に乾かします
煮沸ではなく、熱湯に入れるだけの場合も流れは同じです。
5分煮るところを、火を止めてつけておくだけになります。
松ぼっくりをお酢を使って消毒する
バケツやボウルなどの入れ物に、お湯とお酢を入れて殺菌する方法です。
お酢には殺菌作用があることは、有名ですよね。
この方法、簡単そうに思えますが、実はちょっとめんどうです(^-^;
お酢入りのお湯に松ぼっくりを1度入れただけでは殺菌効果は確実ではないらしく、
『酢入りのお湯につける → 水洗い』を2~3回ほど繰り返した方がよいのだそうです。
そして最後にはお酢の匂いが松ぼっくりに残らないように、
流水でしっかりとすすがなくてはいけません。
煮沸のように鍋やニオイの心配はないし、冷凍のように1週間もかかるということもありませんが、手間は一番かかる方法になるんじゃないかと思います。
《松ぼっくりをお酢で殺菌やり方》
①お湯に少量のお酢を入れる
お湯は60度以上、お湯とお酢の割合は10:1程度
②お酢を入れたお湯に松ぼっくりをしっかりと沈めて入れて、1時間ほど放置します
浮いてくる場合は、重しを乗せて沈めましょう
③松ぼっくりを取り出して、流水ですすぎます
④お酢入りのお湯を新しいものに変え、②と③を2~3回繰り返します
⑤風通しの良い場所で天日干しして完全に乾かします。
お湯は熱湯でなくてもOKですが、60度以上にするとお酢の殺菌効果が高まるのだそうです。
お湯に入れるお酢の量は、ドボドボと入れる必要はありません。
バケツいっぱいのお湯にカップ1杯程度のお酢で良いそうですので、多めに見ても10:1の割合で十分です。
煮沸と同様、小さな虫やごみが浮いてくるので、気持ち悪いと感じる人もいるかもしれませんね。
松ぼっくりを電子レンジで消毒
電子レンジの熱を利用して虫を殺したり、殺菌をするという方法です。
一番簡単そうに思えますが、気を付ける点がいくつかあります。
まずは、松ぼっくりが爆発する可能性があること。
加熱しすぎると、ボーン!と松ぼっくりが破裂する可能性があり、
加熱温度や時間に気を付けないと危険です。
これを回避するためには、設定温度や時間に気を付けることにプラスして、
松ぼっくりを袋に入れて加熱するのがよいです。
私はよく秋になると銀杏を買って食べるのですが、
銀杏も破裂して殻が飛び散らないように、茶封筒に入れて電子レンジで加熱します。
これと同じ理屈ですね。
ただ、松ぼっくりが入りそうで、なおかつ電子レンジに入る紙袋ってなかなか難しいかも!?
もし見つからない場合は、電子レンジ加熱用の調理バッグを使うと安心です。
でも、こんなもの用意していたら、
松ぼっくりをタダで拾ってきた意味がなくなるかもしれませんが(^-^;
また、松ぼっくりを電子レンジで加熱すると、煮沸の場合と同様、
松の匂いが強く出るようです。
換気をしっかりすることで部屋の空気は何とかなりますが、
電子レンジの中に匂いが残る可能性があります。
なるべく匂いを残さないためにも、袋に入れて加熱することがおすすめです。
もし匂いが残ってしまうようなら、
お酢と水を1:3に薄めたものを容器に入れ、電子レンジで3分ほど加熱すると匂いが消えやすくなりますよ^^
《電子レンジを使って加熱殺菌やり方》
①松ぼっくりを軽く水洗いする
②濡れたままのあつぼっくりを電子レンジ用調理バッグに入れ、500Wで1分加熱する
※加熱時間は松ぼっくりの数などを考慮して様子を見ながら調整してください。
③松ぼっくりが触れないほど熱くなったらOK。
④冷ましてから取り出し、天日干しして完全に乾かします
松ぼっくりは、加熱しすぎると焦げたり爆発する可能性がありますので、
目を離さないよう、注意して行ってくださいね。
拾った松ぼっくりまとめ
拾ってきた松ぼっくりの虫退治、消毒の方法をご紹介しました。
これらの方法で殺菌消毒してしまえば、
方法を失敗しているなどよほどのことがない限り、新たに虫が出てくることはありません。
それでも、まだ気になるという人は、殺虫スプレーや除菌スプレーを吹きかけてから
天日干しするとさらに安心感は高まりますね。
また、松ぼっくりは完全に乾かすこともポイントです。
少しでも水気が残っていると、
カビが生えてきてしまいますのでカラカラになるまでしっかりと乾燥させてくださいね。
松ぼっくりを山や公園などで拾ってきたら、
ひと手間かけてしっかりと虫の排除と消毒をしてから、リースや飾りに使って楽しみましょうね^^
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