暑中見舞いの返事は残暑見舞い!?違いは?いつまでに出せばいいの?

SNSなどの普及によって手紙やはがきを送る習慣がだんだんと薄れてきていますが、
それでも、季節のあいさつとして暑中見舞いを送る人はいまよね。

特に、普段なかなか会えない人へのあいさつとして送る人は多いのではないでしょうか。

でも、送っていない相手から暑中見舞いが届いた時、
返事はどうなるのか分からない人もきっといると思います。

そこで今回は、
暑中見舞いの返事は暑中見舞い?それとも残暑見舞い?
そもそも暑中見舞いと残暑見舞いって違いは何?
などについてまとめてみました。

スポンサーリンク

暑中見舞いの返事は残暑見舞いで出す!?

暑中見舞いのはがきが届いたら・・・どうしますか?

いそいで郵便局へはがきを買いに行って、返事を書く人がほとんどでしょう。

返事をしない人もいると思いますが、それはそれで自由です^^

で、はがきを準備したけど「ん?どう書いたらいいんだろう?」と^_^;

「暑中見舞い」のはがきを頂いた時、返事は残暑見舞いで出すと勘違いしている人も
意外と多いようなんです。

私のまわりにも、そう思っている人が少ないですけどいました。

知っている人からするとビックリですが、
そう勘違いするのも分からなくもないという気持ちもあります。

結論から言うと、暑中見舞いの返事だから残暑見舞いではありません。

届いた暑中見舞いの返事でも、
「暑中見舞い」となる場合もあれば「残暑見舞い」となる場合もある
のです。

これは、暑中見舞いと残暑見舞いは何が違うのか?
が分かれば納得できるでしょう。

暑中見舞いと残暑見舞いの違いは?

夏によく聞く季節のあいさつとして、
「暑中お見舞い」と「残暑お見舞い」があります。

この違いについては、字を見れば何となくは分かるのではないでしょうか。

暑中は「暑い中」だから暑い最中ということで夏真っ盛りの頃、
残暑は「暑さが残る」だから、夏の終わりごろ
という感じですね。

この表現で、ほぼ間違いありません。

しかし、ではいつから言い方が変わるのか?が疑問として残りますよね。

暑中見舞いから残暑見舞いに言い方が変わる時期は、明確に決まっています。

そしてその境い目は「立秋」です。

 「暑中見舞い」はいつからいつまで?

暑中見舞いは、「厳しい暑さで体調を崩してはいませんか?」
「身体に気をつけてくださいね」といった、相手の体を気遣う季節のあいさつです。

ですので、「夏」が始まったら送っても良いものとなります。

じゃあ夏っていつから?となりますよね。

これは、地域によって考え方に多少違いがあるようです。

・二十四節気である小暑(7月7日頃)を過ぎてから
・梅雨明けしたら
・7月に入ったら
・夏の土用(7月20日前後)を過ぎてから

など、さまざまですね。

一般的には梅雨明けしたら夏本番といったイメージになりますので、
暑中見舞いは、梅雨明けから立秋までと考えるのが一番しっくりくるのではないかと思います。

スポンサーリンク

 「残暑見舞い」はいつからいつまで?

残暑見舞いも、暑中見舞いと同様に相手の体を気遣う季節のあいさつです。

ただ違いは、立秋を過ぎているということ。

立秋は、暦の上では秋の始まりとなります。

まだまだ気温は高く、体感としては真夏と変わりがないですが、
立秋を過ぎればもう秋なんですね。

ですので、相手の体を気遣う言葉でも、
「まだ暑さが残っていますが、体調に気をつけてくださいね」
といった、残暑らしい表現に変えなければいけないのです。

残暑見舞いとして送る時期は暑中見舞いと違い明確で、
「立秋を過ぎてから8月中」となります。

 立秋はいつ?

暑中見舞いと残暑見舞いの変わるタイミングが立秋なのであれば、
立秋がいつなのか?は大切ですね。

しかし、立秋は毎年変わりますので、「○日です!」と言えないんです。

とはいっても、だいたい決まっていて8月7日前後になるようです。

正確に知りたい人は、「○年 立秋」で検索すると見つかりますよ。

暑中見舞いと残暑見舞いどっちで出す?

暑中見舞いと残暑見舞いは、立秋を境いに変わるとお話してきました。

では、この境となるのは、はがきを送るタイミングなのか相手に届くタイミングなのか
どちらに合わせるのでしょうか。

これは、相手に届く時期に合わせてあいさつを変えるのが一般的です。

例えば、2019年の立秋は8月8日ですので、
8月7日に相手にはがきを投函しようとしているとします。

この場合、8月7日はまだ「暑中見舞い」と書く時期ですが、
相手に届くのは早くても翌日の8月8日ですよね。

となると、8月8日は立秋ですから「残暑見舞い」の時期となるわけです。

つまり、はがきは「残暑見舞い」で出すのが正しいということになります。

ただ、ここまで厳密にしなくても全く失礼にあたりませんのでご心配なく^^

受け取る相手も、立秋を過ぎてすぐに届いたはがきに暑中見舞いと書かれていたからと言って
「礼儀知らずだ!」と思うことはないでしょう。

ただしこれは、立秋を過ぎてすぐの頃に限りますよ~。

立秋を過ぎてしばらく日が経っているのに、暑中見舞いで送るのは常識はずれです。

暑中見舞いで出すのは、遅くても8月10日までに届くものにしておきましょう。

ちなみに、はがきに「暑中見舞い」の印刷をしてしまったという場合、
修正テープなどで消して残暑見舞いに書き直すなんてことを考えるかもしれませんが、
印象が良くないのでやめた方が良いです。

8月10日までに届くようなら、
暑中見舞いのまま出した方が修正されたはがきが届くよりは印象が良いと思いますよ。

もしそれよりも遅れてしまうのであれば、
面倒でも郵便局ではがきを交換して書き直すことをおすすめします。

特に目上の人に送る場合には、
書き直してあるはがきは大変失礼ですから気をつけましょうね。

暑中見舞いと残暑見舞い まとめ

暑中見舞いと残暑見舞いの違いについてご紹介しました。

暑中見舞いの返事だから残暑見舞いだと思い違いをしている人も、
これで何が違うのかが分かったのではないでしょうか。

はがきであいさつをすることが少なくなっていますが、
メールなどのあいさつの場合も、季節のあいさつのルールには変わりありません。

相手の体を気遣うとても素敵な文化ですから、正しく覚えて大切に守っていきたいですね。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする