年賀状を終活 やめる時の例文は?寒中見舞いの方がいい?

「終活年賀状」
という言葉を良く聞くようになったと思いませんか?

終活のひとつとして、年賀状での新年のあいさつを今年で終わりにします
という内容の言葉を添えて送る年賀状のことです。

終活年賀状はどのように書けばいいのでしょうか?

そこで今回は、高齢の方が終活年賀状を送る際の例文や、
失礼のないやめ方をご紹介します。

40代、50代の終活年賀状についてはこちらの記事で書いています。
終活での年賀状の書き方。やめる年齢や上手な終わらせ方をご紹介
スポンサーリンク

年賀状を終活する

終活年賀状とは、
終活の一環として年賀状のやり取りを終わらせることを言います。

ご高齢の方ですと、
年賀状を書くのに手元がおぼつかなくなった、
体力的に書くのが難しくなったなどといった体調面の理由のほか、
子ども世代に残さないために、今のうちに整理しておきたいといった
終活の本来の目的で行なう人も多いようですね。

何十年も、何となく年賀状のやり取りだけをしていたという関係の人も
あるかと思います。

最近では、若い世代でも人間関係の整理のためになどの理由で
終活年賀状を出す人もいるそうですよ。

年賀状は送らなければそれで良いような気がしますが、
そのような終わり方では、
「毎年届いていた年賀状が届かなくなったけど、何かあったのかな?」
相手に心配をさせてしまう可能性があります。

ですので、「来年からは年賀状を辞退します」という旨の内容を書いて、
最後の年賀状を送りましょうという考え方なのです。

年賀状をやめる時の例文 高齢の場合は?

年賀状を終活することを相手に伝える際は、
文章に配慮が必要となってきます。

それは、年賀状は新年を迎えたお祝いとあいさつ状だからです。

受け取る相手が、
「新年早々、縁を切られた!」と不快に思ってしまわないように
配慮や注意が必要になってくるのです。

ではどのように書けば良いのかというと、
すべての人への年賀状をやめること
年賀状をやめる理由を正直に書くこと
縁を切るわけではないこと
を伝えることが大切になるのです。

とはいえ、終活する理由によっては、
「年賀状だけのお付き合いなのでやめることにした」と正直に書いては
相手に不快感を与えてしまいますよね^_^;

つまり、年賀状をやめる理由によっては、
正直に書いてはいけないこともあるということです。

また、相手の健康や幸せを願う言葉を添えることで、
不快な気持ちを持たせずに済みます。

このようなポイントを踏まえた、終活年賀状の例文を紹介したいと思います。

スポンサーリンク
《文例1》
○○様におかれましてはお健やかに新春をお迎えのことと存じます。
さて 私も高齢となり 手足の衰えを感じております。
毎年、年賀状を通じてお互いの健康を喜んでおりました。
しかし、高齢のため筆をとるのが難しくなってまいりましたので、
本年をもちまして年始のご挨拶を失礼させていただきたいと思います。
ご無礼をお許しください。
勝手ではございますが 今後も変わらずお付き合いいただければ幸いです。
本年も良い年でありますようにお祈り申し上げます。
《文例2》
私も今年で○○(米寿など)を迎えます。
高齢になり、今まで通りのお付き合いも難しくなってきましたので、
夫婦で話し合った結果、
本年をもちまして、年始のご挨拶状をご遠慮させていただこうと考えております。
勝手ではございますが、なにとぞご容赦ください。
皆様のご健康とご多幸をお祈りいたしております。

相手の方との関係性によっては、文面を変えることも必要ですね。

最後の年賀状となるはずですので、
大変ですが、できればおひとりお一人に丁寧に挨拶文を書かれると良いと思いますよ。

年賀状をやめるなら寒中見舞いがいい!?

新しい年を迎え、さっそくいただいた年賀状を眺めていたら、
年賀状をやめるという内容で、不快だった、寂しかった。

実は、終活年賀状には賛否両論があり、
このように思っている人も少なくないのだそうです。

「年賀状を送らずに終わらせる」では、相手に心配をかけてしまうと考えて、
終活年賀状を出しているはずが、
その年賀状で、受け取る相手が不快に感じてしまったのでは意味がありません

ですので、年賀状の終活で最も相手に配慮した方法は、
年賀状は今まで通りに送り、
改めて寒中見舞いで来年からの年賀状を辞退することを伝える
ことです。

二度手間で面倒だなと感じると思いますが、
新年早々、相手に寂しい思いをさせてしまわないためには
一番良い方法だと思いますよ。

寒中見舞いは、松が明けると送ってもいいものですが、
出来れば1月中旬以降に届くように準備するようにしましょう。

松が明けてすぐに送ると、
年賀状との間が短すぎるため驚かれてしまいますし、
「新年早々にもらった」という思いが相手に残ってしまうかもしれません。

最後のあいさつ状ですので、相手のことを考えながらゆっくりと書いて、
寒中見舞いは2月3日までに届くように送りましょう。

年賀状終活のまとめ

終活年賀状は、理由はどうであれ
こちら側の勝手な都合であることは否めません。

だからこそ、受け取る相手がどう思うかを考えることがとても大切です。

年賀状以外でのお付き合いが今後も続く相手であればなおさらですが、
そうでない相手であっても、
最後の印象が悪いのはお互いに嫌ですよね。

寂しい気持ちもあるけど、これで最後にしますね
という相手への気遣いを込めて、年賀状の終活をすると良いですね。

40代、50代の終活年賀状についてはこちらの記事で書いています。
終活での年賀状の書き方。やめる年齢や上手な終わらせ方をご紹介
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする