ダイビングをはじめてから、最初に悩む事、
それはたぶん器材を揃えるかどうかではないでしょうか。
器材をすべてそろえると、それなりの金額になるし
でも、毎回レンタルするのもお金かかるし。
どっちがいいんだろう?と悩んでいませんか?
しかし、ダイビング器材、
レンタルと購入のどちらがいいのかは人それぞれ違ってきます。
そこで今回は、ダイビング器材のレンタルと購入それぞれの
メリットデメリットをご紹介しますので、
判断材料のひとつにしてもらえると嬉しいです。
ダイビング器材はレンタルと購入どっちがいいの?
ダイビングを行なう場合、器材をどうするか?
その方法としては、
●ダイビングを行なうショップで借りる
●自分の器材を持って行く
の2パターンがありますよね。
どちらがいいのかは、人によってそれぞれ異なってきます。
それは、ダイビングの頻度や予算的なことが関係してくるからです。
ですので、ダイビング器材を買うかどうか悩んでいる人は、
レンタルと購入、それぞれのメリットデメリットを知ることで判断していくと良いと思います。
ダイビング器材をレンタルするメリット
ダイビング器材を、その都度レンタルするメリットを私が思いつく限り出してみます。
◆購入金額がいらない
器材を買わなければ、もちろん買う費用はいらなくなります。
ただ、レンタルも無料ではないので、
器材レンタル費用は毎回お支払いすることになります。
年に数回しか潜らない、ダイビングを続けるかまだ分からない
という人は、レンタルの方がお得かも知れませんね。
◆荷物が少なくて済む
自分のダイビング器材があると、
ダイビングのたびに器材を持ち運ばなければいけなくなります。
遠方への旅行だと宅配便で送ることもあり得ますよね。
そうなると、宅配料金も毎回かかってくることになります。
その点レンタルなら、現地で貸してもらうだけなので、行きも帰りも荷物がなくて楽です。
◆手入れが不要
ダイビングショップによって多少違いはありますが、
レンタル器材の場合、ダイビング後の器材洗いもやらなくて良い場合があります。
すべてダイビングショップのスタッフさんがやってくれるので、自分は行って潜るだけ。
また、器材洗いだけでなく、ダイビング前のセッティングまでやってくれるところもありますよ。
レンタルすれば、とても気軽にダイビングができます。
◆保管やオーバーホールが不要
器材は保管状態が悪いと、ゴムがどんどん劣化してしまいます。
きれいに保管する必要がありますし、
重器材の場合は、オーバーホール(メンテナンス)にも出さないといけません。
その点、レンタルならそれらの心配は一切する必要がないですね。
◆いろんな器材が試せる
ダイビング器材は、いろんなメーカーで、たくさんの種類のものがあります。
レンタルなら、いろんな器材を使ってみることができるので
『おっ!これ使いやすい』とか『これちょっと嫌』など試せるのでお得感があります。
ただし、レンタルなので、自分から指定することは出来ませんし、
古い型のものが多かったりするのも事実。
新しく出た器材を使えることは、おそらくほとんどないと思います。
ダイビング器材をレンタルするデメリット
◆レンタル費用がかかる
器材を借りるのに、毎回レンタル費用がかかります。
相場としては、フルレンタルで数千円程度なので、安いと言えば安いのですが、
ちりも積もれば・・・ってことも。
ダイビングをする頻度が高い人や何年もダイビングをしている人は、
合計してみたら、レンタル代にとんでもない費用を払ってた!
なんてことになりかねないのが、レンタルの怖いところだと思います。
◆使い心地が毎回違う
レンタル器材の場合、その時々でいろんなメーカーの器材を貸してもらうことになります。
そのため、「前のは使いやすかったのに、今回のは使いづらい」
など、当たりハズレがある場合があります。
使いづらい器材の時は、気になってしまい、
純粋に海を楽しめない可能性もあるかも知れません。
私もドライスーツは今でもレンタルしているので、
毎回着心地が違って、場合によっては違和感がある時もあります。
◆サイズが合わない
基本的には、ショップのスタッフさんが体型に合ったサイズの器材を選んでくれますが、
ピッタリにはならないため、使いづらい場合があります。
特に、ウェットスーツやマスクは、サイズが合わない場合が多く、
ウェットスーツが擦れて痛くなったり、
マスクの隙間から海水が入ってしまうなんていうこともあります。
◆器材が古い
レンタル用の器材ですので、たくさんの人が毎日のように使っているため、
使い古した(言い方悪いですが…)器材が多いです。
たまーに、新品を使わせてもらえることもありますが、
そんなことはめったにありません。
ダイビング器材を購入するメリット
ここからは、ダイビング器材を購入するメリットをご紹介していきます。
◆レンタル費用がかからない
自分の器材があり、レンタルする必要がないため、
ダイビング料金以外の費用がかかりません。
長ーい目で見ると、実は購入しておいた方がお得な人もいます。
年に何度もダイビングをする人や、これからずっとダイビングを続けるという人は、
マイ器材を購入した方がお得です。
◆フィット感や使いやすさ
自分の器材なら、サイズも合っているのでフィット感があります。
また、毎回同じ器材を使うことになるので、
使い慣れてくるため、海の中で自然と使えるようになります。
◆自分なりの細工ができる
レンタルだとできないけど、自分の器材ならできることがあります。
それは、ちょっとイジることですね。
例えば、
●カメラを収納するためのフックがBCのここに欲しい
●マスクにちょっとシールでアレンジしたい
など、使い勝手を良くするための細工から、遊び心のアレンジまで
自分の器材なら自由に行なうことができます。
私も、BCに水中ライトのカラビナを引っかける場所を自分で作りましたよ♪
ダイビング器材を購入するデメリット
◆お金がかかる
ダイビング器材をいっぺんに揃えようとすると、かなり高額の出費となります。
もちろん、器材の価格もピンキリですが。
軽器材から順に、1つずつマイ器材を増やしていくという方法でも良いかもしれません。
一色セット売りでお得に買える場合もありますが、
安さに飛びついてしまう前に、
有名なメーカーかどうかはちゃんとチェックしておいた方がいいと思います。
◆荷物が増える
旅行に行く際、ダイビング器材分荷物が多くなります。
事前にショップやホテルへ宅配で送っておくのが、良いですね。
◆手入れが必要
ダイビング後、器材をきれいに洗って干して保管しておかないと
劣化したりカビが生えたりしてしまいます。
そうそう買い替えれるようなものではないので、
しっかり手入れして、正しく保管しておく必要がありますよ。
◆定期的にオーバーホールへ
重器材の場合に限り、
定期的にオーバーホール(メンテナンス)に出す必要があります。
自分で器材を持っていると、
オーバーホール費用もプラスで必要になってきます。
私は年に20~30本のダイビングをしていて、1年に1度オーバーホールに出しています。
ダイビングの軽器材、重器材とは
ダイビング器材のレンタルと購入それぞれのメリット、デメリットをご紹介しました。
その中にも出てきました、
軽器材や重器材について少し解説しておきたいと思います。
ダイビングの軽器材とは
ダイビングの軽器材と呼ばれているのは、以下の一式です。
●マスク
●シュノーケル
●フィン
●グローブ
●ブーツ
名前の通り、
軽い器材たちをひとくくりにしているのだと思います。
また、重器材と比べると価格も安いという意味もあると思います。
ダイビングの重器材とは
ダイビングで重器材と呼ばれるものは、
●BC
●レギュレーター
(レギュ、オクトパス、ゲージ)
です。
軽器材とは逆で、重く価格も高い器材たちです。
ウェットスーツやドライスーツは上記器材の中に含まれませんが、
器材一式の中には含まれて呼ばれます。
ダイビングの器材の選び方
ダイビングの器材を購入しようと考えた場合、
ドーンと一式買ってしまうのも良いですが、なかなか難しいという人もいますよね。
その場合は、まずは軽器材から揃えていくのがおすすめです。
おすすめの購入パターンは、
軽器材 ⇒ ウェットスーツ ⇒ 重器材
そのほかにも、ダイブコンピューターも必要になってきます。
私個人的には、ダイブコンピュータは、
ダイビングを始めたらできるだけすぐに持っていた方が良いと思っています。
バディやインストラクターがダイブコンピューターを持っていたとしても、
あなたとずっと同じ深度でいるわけではありませんよね?
自分の身体を守るためにも、
ダイコンは出来るだけ早く自分のものを持った方がいいかなと思いますよ。
また、水中ライトや水中カメラなども使いたくなってくるかもしれません。
ただ、ライトやカメラはダイビングに必須のものではないので、
個人的にはレンタルするのもいいかなと思います。
カメラは、性能がいいものを貸してもらえることもあるので、
自分のカメラを購入する時の参考にもできますよ。
まとめ
ダイビング器材はレンタルか、購入か?
結論は出ましたか?
年に何回行けるか分からない、この先長く続けるか分からない
という人は、まずはレンタルからが良いと思いますよ。
もし長く続けたいと思えるほどダイビングを好きになってもらえたなら、
ぜひ自分用の器材を揃えていってみてください。
自分の器材だと使い慣れていくため、
海の中であれこれ考えることが少なくて済むので、ストレスなく楽しむことができますよ。