ダイビングでマスクが曇る。油膜取りの方法や上手な洗い方は?

海の中でかわいい魚やきれいなサンゴなどを見て楽しむスキューバダイビング。

ダイビング中にマスクが曇って視界が…(>_<)
誰もが一度は経験したことがあるんじゃないかと思います。

快適なダイビングの為に、マスクを曇らせない方法や洗い方をご紹介します。

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ダイビング中にマスクが曇るのを何とかしたい!

ダイビング中にマスクが曇るのって本当に嫌ですよね。

気になってマスククリアをすると、
さらに曇る範囲が広くなったりしてイライラ(#`Д´)凸

せっかく楽しいダイビングが、
視界がちょっと悪くなるだけで全然楽しめないという人も多いと思います。

私もそんな一人。

水中写真が好きなので、クリアに見えていないと思うように写真が撮れないし、
マスクの曇りが気になってゆったりした気持ちになれないんです。

1回のダイビングがだいたい40~50分くらい。

その間、ずっとイライラしているのはもったいない!

ダイビングでマスクが曇らないように何とかしたいですよね。

 ダイビングでマスクを曇らないようにするには

マスクの油膜取りをする

新品のマスクには油膜が付いているということは、ほとんどの人がご存知だと思います。

『新品のマスクは洗剤などを使って油膜を取りましょう』

とよく言われますが、油膜を取るのって結構大変。

油膜を取り切ったつもりでもマスクに残ってしまっている場合が多く、
この洗い残しの油膜が曇る原因になるのです。

後ほど詳しく説明しますが、
油膜はしっかりと完璧に落としておくことがマスクを曇らせない一番の方法です。

ダイビング中は鼻で息をしない

ダイビング中は口呼吸をしますが、
無意識に鼻から息が出ている人も意外と多いみたいです。

特にダイビング初心者は、どうしても鼻でも息を吐いてしまうようです。

鼻から息を出すと、マスクの中が曇りやすくなります。

たぶん、水温とマスク内の気温との差や息に含まれる湿気などが関係しているんだと思います。

私もダイビング経験が浅い頃には、鼻で息をしてマスクが曇ることは何度もありました。

鼻で息をしないようにするには、ある程度慣れが必要だと思うので、
潜りながらマスクの上から鼻をつまんで、
鼻から息を吐いていないか確認してみるのもいい方法だと思いますよ。

マスクの曇り止めを使う

ダイビングを開始する前にマスクの曇り止めを付けると良いです。

曇り止めの方法としては、

・つばを使う
・市販の曇り止めを使う
・手作りの曇り止めを使う

の3つの方法があります。

◆マスクに唾をつける

唾を使うのはタダなのでお得ですね(笑)

唾をマスクの内側に手で塗り伸ばしたら、海水で軽くすすぎます。

すすぎすぎると効果がなくなってしまうので注意ですよ。

また、唾をつけたまま放置しておくとマスクが唾臭くなる可能性があります。

くっさいマスクになってしまわないよう、気をつけましょう^_^;

◆マスクに市販の曇り止めを使う

市販の曇り止めを使うと、かなり視界がクリアになります。

私も市販の曇り止めを使っています。

市販の曇り止めを使う時の注意点は、潜る直前に使うことです。

曇り止めを塗ったまま放置しておくと、
曇り止めが付着しすぎて視界が歪んで見えるなど別の不快感が起きる可能性があります。

どうやら、曇り止めが渇いてしまうのが良くないようです。

潜る直前はバタバタするから、早めにマスクに曇り止めをしておきたいという人は、
曇り止めを塗った後、マスクが乾かないようにマスクの内側に水を溜めておくと良いですよ。

また、市販の曇り止めを塗った後、
水道水(真水)で洗い流すと効果が薄れるらしいと聞いたことがあります。

実際に比較したことはないですが、
私は念のため必ず海水で洗い流すようにしています。

◆マスクに手作りの曇り止めを使う

食器用洗剤などを水で薄めて手作りの曇り止めを使っている人もいます。

リゾート地のダイビングショップでは、
手作りした曇り止めを自由に使わせてくれるところも多くあります。

自分で準備しなくていいので、かなり嬉しいサービスですよね。

でも、あくまで手作りなので、洗剤が薄すぎて曇り止めの効果が薄いこともあります。

それに、市販の曇り止めと比べると効果が持続する時間が短いです。

鼻で息をしてしまうクセがあるようなら、
市販の曇り止めを準備した方が安心して潜れるかもしれませんね。

マスクの油膜取りは歯磨き粉が最強!?

ダイビング中にマスクが曇る一番の原因は「油膜」です。

新品でマスクを購入したとき、触ってみるとツルツルしていますよね。

このツルツルと光沢があるのが油膜なんだそうですよ。

この油膜をしっかりと取り除かないと、
いくら曇り止めを使ってもマスクは曇りやすい状態のままなんです。

初めてマスクを購入したとき、
油膜だから、油を落とす効果がある洗剤を使えばいいよね?
と思って、食器用洗剤でゴシゴシ。

それで油膜が取れたと思ってダイビングをしてみたら、いやー曇る曇る(-_-)

水中で何度もマスククリアをするハメに…。

実は、これではマスクの油膜を完全には落とし切れていなかったんです。

その時にお世話になったダイビングショップのガイドさんに
「歯磨き粉がいいよ」と教えてもらい、さっそく自宅で歯磨き粉で洗い直しました。

歯磨き粉で隅々までしっかりと洗うことで、油膜はきれいに落とすことができましたよ。

マスクの油膜取りには、歯磨き粉が一番適しているんですね。

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 マスクの油膜落としのコツ

マスクの油膜落としには歯磨き粉がいいのですが、
どんな歯磨き粉がいいのか、使い方は、などコツがあります。

マスクには研磨剤入りの歯磨き粉を使う

まず歯磨き粉は、研磨剤が入っているものを使いましょう。

最近は歯の表面を削ってしまうからと、
研磨剤が入っていなかったり含有量が少ない歯磨き粉が多くなってきています。

歯にとってはその方がいいですが、マスクの油膜落としには研磨剤が必要なんです。

昔から販売されている歯磨き粉を選ぶと良いですよ。

マスクの油膜落としにはメラニンスポンジを

マスクの油膜を取るには、メラニンスポンジを使うのもおすすめです。

歯磨き粉をマスクの内側に付けたら、指で軽くまんべんなく延ばします。

その後、水で濡らしたメラニンスポンジで軽くこすっていきます。

ゴシゴシこする必要はなく、
スポンジでキュッキュッっといった感じの力加減で十分です。

指で洗うのでも全然いいんですが、
マスクのスカート部分(シリコン部分)とレンズの隙間など指では難しい部分も洗えるのでいいですよ。

洗い流した後、光沢があったり、指でこすった時にツルツルした感じがある場合は
また油膜が残っている可能性があるのでもう一度頑張ってみましょう(^O^)/

マスクのシリコン部分も洗う

マスクのシリコンスカート部分(ゴムみたいなところ)にも油膜がついているそうです。

ここ、意外と盲点ではないでしょうか。

シリコン部分も歯磨き粉を使って油膜を取り除くのを忘れないようにしましょう。

せっかくレンズ部分の油膜取りがちゃんとできていても、
シリコンスカートに油膜が残っていると、油膜が流れ出てレンズが曇る原因になってしまいますよ。

シリコン部分も、手で触った時のツルツル感がなくなるまで洗うのがコツです。

ダイビングマスクの洗い方

新品で購入した時には油膜取りを頑張る人は多いですが、
それ以降は水洗いだけで済ましていませんか?

実は、毎回使っている中で、
少しずつ油膜が付着してマスクが曇りやすくなってしまうことがあるんです。

また曇りとは別の話ですが、
きれいに洗っておかないとマスクのシリコンスカート部分が黄ばんでしまうこともあります。

マスクもいいものは結構なお値段です。

丁寧に扱って、できるだけ長持ちさせたいと思いますよね。

ダイビングマスクを曇りにくい状態で長持ちさせる洗い方をご紹介します。

 ダイビングマスクを曇りにくくする洗い方

マスクは通常は他の器材と一緒に水洗いをしますよね。

ダイビング器材は、基本的には海水や砂をきれいに洗い流しせばOKです。

でも、マスクは水で洗い流すだけでは油膜が付着して曇りやすくなってしまう場合があります。

器材やカメラのハウジングなどに使うグリスが水に溶けだしていたり、
ダイビング中に使った日焼け止めがマスクのスカート部分に付いていたりするから。

それら油分がマスクのレンズについてしまうと
次に使う時にマスクが曇ってしまうかもしれません。

毎回でなくてもいいですが、
数回に1度程度は歯磨き粉を使ってマスクを洗うことをおすすめします。

もちろん、シリコンスカート部分の油分も取り除きましょう。

 マスクに海水を残さない

シリコン部分が黄ばむのは、
海水が残っていることや日差しに当たり過ぎていることがほとんどの原因です。

まずは海水の流し残しがないように、マスクの隅々まで流水で洗い流しましょう。

私は、他の器材と一緒にひと晩浴槽に浸したあと、
シャワーでマスク全体をまんべんなく洗い流します。

シリコンとレンズの隙間や長さ調整部分の隙間なども流し残しがないよう
しっかりと流水をかけます。

そしてマスクを乾かすときは、タオルで拭かずに日陰で乾かします。

タオルに付着している柔軟剤がマスクに付くと、
これもまたマスクの曇りの原因になりかねないのだそうですよ。

陰干しにするのは、日差しでシリコン部分が日焼けしないようにするためです。

完全に乾いたら、マスクケースに入れて保管するか、
マスクを下向きにして保管します。

要はシリコン部分が型崩れしないように、
自然な形で保管することがマスクを長持ちさせる秘訣です。

また、どうしても黄ばみが気になる人は、
購入する際に、黒色のシリコンを使ったマスクを選ぶといいですよ。

私も黒色のシリコンマスクです。

黄ばみが気にならないだけでなく、
水中で鼻水が出てしまっても見えないというところも黒を選んだ理由です。

水中では鼻がすすれませんからね。
鼻水、出っ放しです(^w^)

ダイビングでマスクが曇るまとめ

ダイビングをしている時にマスクが曇ってしまうと、
視界が遮られ、せっかく綺麗な海の中の楽しさが半減してしまいます。

ダイビング自体がちょっと贅沢な趣味といった感じなので、
1本でもムダにしたくないですよね。

ですので、マスクに付着した油膜はしっかりと取り除き、
曇り止めなどを利用してクリアな視界で海を楽しみましょう。

スキューバダイビングをする時に着るウェットスーツ。自分のウェットスーツを持っている人は、できるだけ寿命を延ばして長持ちさせたいですよね。そこで今回は、ウェットスーツの寿命を延ばすためのお手入れ方法について、洗い方や保管方法などをご紹介したいと思います。

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