飛行機に乗る当日、ダイビングはできる?何時間空けるのがベスト?

旅先でダイビングを楽しもうと思った時、気になるのは飛行機大丈夫?
ということだと思います。

ダイビングに興味がある人なら、
「ダイビングと飛行機はなんか関係あるらしい」
ということを耳にしたことがあるのではないでしょうか。

でも、調べてみると減圧症がどうとか…なんか難しい
と思っている人もいると思います。

そこで今回は、飛行機とダイビングの関係や、何時間空けるのがいいかなどについて
分かりやすくまとめてみました。

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飛行機に乗る当日、ダイビングはできる?

飛行機とダイビングの関係は、実はとても重要なことで、
「減圧症」のリスクに大きく関係してしまう問題です。

ですので、
「よく分からないからいいや」で済ましていい問題ではないのは理解してほしいなと思います。

ということで、まずは簡単に減圧症について。

 ダイビングで起きる減圧症って何?

ダイビングでは空気が入ったタンクを使い、
海の中ではそのタンクの中の空気で呼吸をしています。

よく酸素と勘違いされるんですが、タンクの中は酸素ではなく空気なんですよ。

普段呼吸している陸上の空気とほぼ同じものを使っています。

しかし、海の中では「水圧」というものが存在しますよね。

深く潜れば潜るほど水圧がかかるので、
タンクの中の空気は水圧によって圧縮されてしまいます。

ということは、
ダイビング中は水圧で圧縮された濃度の濃い空気で呼吸していることになり、
体の中には空気中に含まれる窒素が多く溜まってしまうのです。

体内に溜まった窒素は、時間が経てば自然と身体から抜けて行きます。

しかし、まだ窒素が体内に残っている時に気圧が低い飛行機に乗ると、
体内で窒素が気泡化して「減圧症」という症状になってしまうというわけです。

気圧の低い環境に身を置くことがNGなので、
飛行機に限らず、車で高い山や峠を越えるのも減圧症のリスクがあるんですよ。

 飛行機に乗った当日のダイビングは可能?

飛行機とダイビングの関係は、この減圧症のリスクが問題。

そのため、飛行機に乗って旅先に到着した当日にそのままダイビングをするのは全く問題がありません。

飛行機に乗っている時は、普通に呼吸しているわけですから、
吸い込んでいる空気の窒素は普通だし、そのまま体内から窒素も抜けているので。

私も、いつも朝一番の飛行機で出発し、到着後はそのままショップへ直行、
ダイビングを楽しんでいますよ。

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 ダイビングをした当日に飛行機に乗るのはNG

ここまで読んでいただいてすでに理解していると思いますが、
ダイビングをした当日の夕方や夜の便の飛行機で帰るというプランはNGです。

ダイビング後、飛行機に乗るまでの間はしっかりと時間を空けなければいけません。

当日1回のみのダイビングで、さらに安全停止が不要なダイビングをした場合なら
もしかしたら問題ないのかもしれませんが、
私個人的には絶対におすすめできません。

飛行機に搭乗する日は、絶対にダイビングはしないようにしましょう。

このあたりのことは、ダイビングショップの人もかなり気をつけてくれています。

自分で判断できない時は、帰りの飛行機の時間をショップのスタッフに伝えておくことで、
安全なダイビングプランを立ててくれますよ。

ダイビングと飛行機は何時間空けるの?

ダイビングをした後、当日に飛行機はNGなのは分かったけど、
翌日なら何時の飛行機でも大丈夫なの?

という疑問もあると思います。

実は、どんなダイビングを行なったかによって、
飛行機まで何時間空けた方がいいのかは変わってきます。

減圧症のことを何となく理解している方なら分かると思いますが、
体内に残っている窒素量は、ダイビングプランによって違うからなんですね。

例えば、
飛行機に搭乗する前日に1本だけダイビングを行なった場合には、
「12時間」空けるようにと推奨されています。

そして、何日間もダイビングを繰り返している場合や、
飛行機に乗る前日に数本のダイビングを行なっている場合には、
「最低でも18時間」空けるようにとされています。

ダイビングの教材などにもこのように記載されているんですが、
最近では、18時間でもリスクはあるとも言われているみたいなんです。

そのため私は、どんなダイビングをしていたとしても、
1日(24時間)は必ず空けるように心掛けています。

ま、私の場合は特に、旅行中はずっと1日2~3本のダイビングを続けてるし、
もちろん帰る前日も同様に2~3本の潜るので、
体内に多くの窒素が残っているだろうと思っているからなんですけどね。

窒素なんて見えないし、
体内にどのくらい残っていて何時間たてば完全に無くなるのかなんて、
ハッキリ言って分かるわけがありません。

私の場合も、24時間空けたからと言って
本当に窒素が抜けきっているのか自信があるわけではありません。

ダイブコンピューターを持っている人は、
飛行機搭乗禁止のマークが表示されるのでそれを見て安心しているかもしれませんが、
あくまで一般的な推奨であって、あなたの体内を見て判断しているわけではありませんよね。

つまり、安易に大丈夫と思わないことが減圧症のリスクをなくすには大切なんです。

ですので、安全の為に、
水深が浅いダイビングを行なったとしても18時間以上は空け、
がっつりダイビングをした人は、最低でも24時間は空けてから飛行機に乗るようにした方がいいと思いますよ。

飛行機搭乗当日のダイビング まとめ

飛行機に乗った当日にダイビングを行なうことは全く問題がありません。

問題なのは、ダイビング直後に飛行機に乗ることです。

減圧症になってしまうと、治るまではダイビングもできなくなりますし、
それどころか日常生活でも辛い思いをすることになります。

私がおすすめするベストなダイビング旅行プランは、
前日の午前中までにダイビングを終了し、帰る日の飛行機は夕方の便にすることです。

これで24時間以上空けることができ、安心して搭乗できますよ。

せっかくの旅行がつらい経験になってしまわないよう、
ダイビング旅行プランは、時間に気をつけて立てるようにするといいですね。

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