ダイビングのウェットスーツの寿命をのばしたい!お手入れ方法は?

スキューバダイビングをする時、
ほとんどの場合ウェットスーツを着ると思います。

海外などでは水着のみでダイビングをしている人もいるようですけど。

自分のウェットスーツを持っている人は、
できるだけ寿命を延ばして長持ちさせたいと思いますよね。

そこで今回は、ウェットスーツの寿命を延ばすためのお手入れ方法について、
洗い方や保管の仕方など細かくご紹介したいと思います。

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ダイビングウェットスーツの寿命を延ばしたい

ダイビングで使うウェットスーツ。

ショップでレンタルしている人も中にはいますが、
ある程度本数を重ねていくと自分のものが欲しくなってくるという人も多いです。

ウェットスーツには一般的な体型に合わせた既製品と、
一部だけオーダーできるセミオーダーや、自分にピッタリに作るフルオーダーなどがあり、
フルオーダーのウェットスーツともなれば、お値段は・・・まあ結構なものになりますよね^_^;

お金持ちの方でもない限り、そうそう買い替えることは難しいんじゃないかと思います。

高いものだからというわけではないですが、
趣味で使用する大切なアイテムですから、なるべく長持ちさせたいですよね。

そもそもダイビングのウェットスーツ、寿命ってだいたいどのくらいなんでしょうか。

 ダイビングウェットスーツの寿命はどのくらい?

ダイビングのウェットスーツの寿命ですが、
いったい何をもって寿命と考えるのかによっても変わってくるのかなと思います。

・スーツ生地が薄くなってきて保温性が保たれなくなったから
・ファスナーなどのパーツが壊れた時
・生地が破れた時

などなど、寿命を感じるポイントは人それぞれだと思います。

ただ一般的には、ウェットスーツの生地が薄くなり保温性が保たれなくなった時が寿命だと思います。

ではこの寿命はどのくらいなのか?

年数で寿命を表そうとすると、
残念ながら、一概には言えないというのが事実です。

ダイビングのウェットスーツには、
生地がスキンタイプのものからジャージタイプのものまで種類がたくさんありますよね。

表面生地と裏生地を組み合わせれば、さらにさまざまなタイプがあります。

それら使っている生地によっても寿命の長さは変わってきます。

さらに、使用頻度によっても寿命が変わるのはお分かりだと思います。

月に数回ダイビングする人と、年に1~2回しかダイビングをしないという人とでは、
年数で寿命を図ろうとしても無理がありますよね。

そして、ウェットスーツの洗い方や干し方、保管の仕方などお手入れ方法によっても
寿命が変わってきます。

そのため、一般的に言われている目安にすらならなさそうな寿命を知るより、
ウェットスーツの寿命を少しでものばし、長持ちさせるお手入れの方法と、
買い替え時のサインを知ることが大切なのかなと思うわけです。

ダイビングのウェットスーツのお手入れ方法

ダイビングで使うウェットスーツ、
ダイビング後は洗う → 干す → 保管するの大きく3つのお手入れがあります。

ウェットスーツの寿命をのばし、長持ちさせるために気をつけることをまとめてみました。

 ウェットスーツを長持ちさせる洗い方

ダイビング後すぐに洗う

ウェットスーツの寿命に関係してくるもののひとつに「海水」があります。

海水に濡れたウェットスーツを放置する時間が長ければ長いほど、
生地も傷みやすくなるし、
ファスナーなどの隙間に塩が入り込んで『塩がみ』してしまう可能性が出てきます。

ダイビング終了後には、できるだけ早めに海水を洗い落とすことが
ウェットスーツを長持ちさせるには大切。

器材を洗う時に、一緒にウェットスーツも洗うと思いますので、
その時に真水で海水を洗い流すようにしましょう。

帰宅後に再度洗う人は軽くでも良いですが、
ショップで洗うだけという人は、しっかりと洗いましょう。

帰宅後にもう一度丁寧に洗う

ダイビング後にすぐに海水を洗い流すことは大切ですが、
ショップなどで器材を洗う際には、他のお客さんもいたり、ログ付けがあるなど
自分が納得いくよう丁寧に洗うのは難しい状況だと思います。

ですので、ダイビング後に軽くザブッと洗ったら、
帰宅後に再度しっかりと洗い直すのがおすすめです。

ウェットスーツは水で洗う

冬はドライスーツでダイビングする人が多いと思いますが、
春や秋などには、多少寒くてもウェットスーツで潜る人が多いのではないかと思います。

そんな涼しい(小寒い)季節には、器材を洗う水が冷たいと感じることも(>_<)

しかし、ウェットスーツの生地はお湯で洗うと傷みやすいといわれています。

できれば冷水で洗うのが一番ですが、
どうしても寒いときには、少し冷たいと感じるくらいのぬるま湯で洗いましょう。

温かいと感じるような水温では生地を傷めてしまうかも知れませんよ。

ウェットスーツは表向きで洗う

ウェットスーツは脱ぎにくいので、
ダイビング後、裏返しに脱ぐ人が多いかなと思います。

私も、腕を袖から抜くというよりは、腕を引きながら裏返す方が楽に脱げるし、
足も同じようにウェットスーツを裏返しながら脱ぐ方が楽です。

私の周りのダイバーさんもほとんどがそんな脱ぎ方をしています^^

で、そのままザブザブと洗ってしまいがちですが、実は表向きで洗う方が良いのだそうです。

それは、表側の方が海水に多く触れているからなのだとか。

海の中では、ウェットスーツの内側にも海水が入ってきているのでそんなに関係あるのかな?
とも思ってしまいますが、
海水以外にも砂や付着した汚れなども洗い流すには表向きで洗った方がいいのかなと思います。

ウェットスーツのファスナー部分も念入りに

ウェットスーツは真水で洗うわけですが、ザブザブと洗うだけではNGです。

先ほども少し触れましたが、ファスナー部分に海水が残っていると、
『塩がみ』してファスナーがスムーズに動かなくなってしまう可能性があります。

また、ダイビングで砂地などに行っている場合は、
細かい砂がファスナーの隙間に入り込んでいる可能性もあります。

ファスナーは、真水に浸かった状態で数回開け閉めすると、
細かい砂や海水も綺麗に落とすことができます。

さらにもっと良い方法は流水です。

水を流し掛けながら、ファスナーを動かすときれいに落とせますよ。

ウェットスーツは踏み洗いしない!

ウェットスーツを洗う時、洗い桶の中で踏み洗いしている人を見かけませんか?

楽に洗える方法ですが、踏み洗いは生地を傷めてしまう原因に。

特にジャージ生地のウェットスーツの場合は、
クッション性のある生地を踏みつけているわけですから傷みやすいに決まってますよね^_^;

大切なダイビングギアを踏みつけていることも
なんだかちょっと悲しい気持ちになります。

ウェットスーツは手で丁寧に洗ってあげましょう。

ウェットスーツ用シャンプー、柔軟剤を使う

ウェットスーツ用のシャンプーや柔軟剤というのがあります。

シャンプーは、海水を残さず洗い流してくれたり、
生乾きの臭いの元となる雑菌などを取り除いてくれる効果があります。

柔軟剤は、ウェットスーツのごわつきを無くすことで、
摩擦などで生地を傷めないようにするなどの効果があります。

これらを使うことで、きれいになるのは事実のですが、
私は一度しか使ったことがありません。

なんせ高いですからね(^_^;)

そんな私ですが、初代のウェットスーツは年間50本程度潜って5年使い続けましたよ。

毎回丁寧に洗えば、水だけでも十分に長持ちさせることができると思います。

ただ、シャンプーや柔軟剤は使うと着心地が全然違うとも聞きますので、
興味がある人は使ってみると良いと思います。

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 ウェットスーツを長持ちさせる干し方

ウェットスーツは陰干しする

ウェットスーツの生地は日差しにも弱いとされています。

洋服も日焼けしたり生地が傷んだりしますよね。

同じようにウェットスーツも日差しには強くないんです。

濡れたウェットスーツは早く乾かしたいところですが、
必ず陰干しするようにすると寿命を長く保つことができると思います。

表側は比較的乾きやすいですが、
生地によっては内側が非常に乾きにくいものだったりするので、
表側が乾いたら、裏返して再度陰干しして完全に乾かしましょう。

風通しの良い場所に干す

ウェットスーツを陰干ししてても、風通しが良ければ比較的早く乾いてくれます。

生乾きの時間が長ければ、雑菌が繁殖して生乾き臭が発生してしまうことも。

でも日なたはNGなので、風が良く通る場所に干すと良いですよ。

ウェットスーツのハンガーは太いものを使う

濡れたウェットスーツはものすごく重いですよね。

その重いウェットスーツを、細い針金ハンガーに干したら…
スーツの重みで肩部分が型崩れをしてしまいます。

できればウェットスーツ用のハンガーで干すのがベストです。

でも買うのはちょっと…という人は、
冬物のコートなどに使う太いハンガーを使って干すと良いですよ。

ちなみに私は、ハンガーを使わず物干し竿を2本並行に並べ、
2本に渡るようにかけて干しています。

ウェットスーツが前屈しているような姿勢になるってことです^^

これだと、重みが袖と裾の両方に平等にかかるので、
肩などが変な型崩れをしなくて済むかな、と勝手に思ってやっています。

ただ、ハンガーのように内側に隙間ができない為、ちょっと乾きにくいのが難点です。

 ウェットスーツの寿命をのばす保管方法

ウェットスーツは重力をかけないように保管がベスト

ウェットスーツの保管方法としては

・折りたたんで収納する
・ハンガーにかけて収納する

のどちらかが一般的かなと思います。

では、どちらの方が寿命が短くなると思いますか?

この2つのうちのどちらかで考えると、
折りたたんで収納する方がウェットスーツの寿命は短くなります。

折りたたむことでシワができると、そのシワ部分から生地が劣化しやすくなるようです。

とはいっても、ハンガーにかけて収納する場所がないという人は、
関節にあわせて折りたたむことで、余計なシワを増やすのを防止できます。

また、できる限り折りたたむ場所を減らすのが良いので、
スペースが許す限り広げて収納するといいと思います。

では次にハンガー派ですね。

ハンガーは干すときと同じく、太いハンガーを使うことで
肩の型崩れや重力によってウェットスーツが伸びるのを極力抑えることが大切です。

可能なら、ハンガーにかけた状態で、
ウェットスーツの下半身部分を床にべローンと付けて収納すると
スーツの全部の重みが肩部分にかからずに済むのでおすすめですよ。

また、もし収納スペースがたっぷりあるなら、
ウェットスーツの寿命を短くしない保管の方法として最も良い、
『風通しの良い日の当たらない場所で、床に大の字に広げて保管』です。

これだとウェットスーツのどの部分にも、重力によって引っ張られる場所がなくなります。

大の字でリラックスしたウェットスーツを眺めるのも、ちょっと面白かったりしますよ^m^

ウェットスーツは表にして保管

私、ウェットスーツを乾かした時のまま裏返しの状態で保管していたことがあります。

しかし裏返しでの保管はあまり良くないらしいです。

裏返しにしていると、ウェットスーツの表側が中側にあることで、
生地がよれてシワになったり縫い目に負荷がかかることで傷みやすくなるのだそうです。

確かに、裏返しにしているということは5mmのウェットスーツなら5mmの厚さ分、
内側の生地が表にあることで伸び、
表側の生地が中にあることでギュッとなっていることになりますもんね。

それを聞いてからは、ウェットスーツは表向きにして保管するようにしています。

洗う時、干す時、保管する時でそれぞれ注意すべきことがあります。

これらの点に気をつけて丁寧に扱うことで、
ウェットスーツを長持ちさせることは可能なんですよ。

ウェットスーツ、買い替え時期のサインは?

ウェットスーツを大切に使っていたとしても、
いずれは寿命がやってきて買い替えをした方がよい時がきます。

もちろん、生地がへたって保温性がまったく無くなっても、
ところどころ破れていても、それを使い続けてはダメということはありません。

でも、快適にダイビングしたいなら、
寿命が来たなと感じた時にはウェットスーツを買い替えた方がいいはず。

どんなことが寿命が近いと気付くサインになるのでしょう。

・ウェットスーツ内に水が入りやすくなった
・寒さを感じやすくなった
・破れた目立つようになって
・首や手首などウェットスーツがあたる部分が擦れる

特に、寒さを感じやすくなったとか、
体型は変わってないはずなのにウェットスーツの中に水が入りやすくなったという場合は、
ウェットスーツがすり減って薄くなっている証拠です。

思い当たるものが出てきたら、
買い替え時期が近いなと思った方がいいんじゃないかと思います。

ダイビングのウェットスーツの寿命まとめ

ウェットスーツの寿命は一概には言えないですが、
使い方次第では長く愛用し続けることができるものでもあります。

洗うとき、干すとき、保管するとき、それぞれで注意して大切にしていけば
ウェットスーツはちゃんと長生きしてくれます。

もちろん、着脱の時に爪を立てないなどの注意も必要ですよ。

ダイビングは海の中を楽しむスポーツです。

快適なウェットスーツで、思いっきりダイビングを楽しむためにも
ウェットスーツを大切にしてあげてくださいね♪

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