仕事やプライベートで郵便物を送る機会は誰にでもあると思います。
その際、宛名を手書きするのではなく、宛名シールを購入して使うことがあると思います。
宛名シールを購入すると、購入したそのラベルシールを使って簡単に印刷ができるよう
無料のテンプレートが紹介がされているので、それを使うのも良いでしょう。
でも、アプリをダウンロードしないでワードで作成する方法もあります。
そこで今回は、Word(ワード)で宛名シールを作成する方法についてご紹介します。
ワードで宛名シールを作成する
宛名シールをワードで設定して作るのはとっても簡単です。
なぜかというと、実はワードに宛名ラベル用の設定がすでにあるからなんですね♪
さすがMicrosoftさんです(^^)
では、その設定方法を見ていきましょう。
※画像はWord2010です。
1.まず新規でWordを開きます。
2.「差し込み文書」の中から、「ラベル」を選択します。
3.宛名ラベル作成という画面が開きますので、「オプション」をクリックします。
4.「ラベルの製造元」という場所で、購入した宛名ラベルシールのメーカーが選択できます。
A-ONEとかnanaとかですね。
5.4でメーカーを選択すると、
製品番号というところにメーカーが販売している主な品番が表示されます。
購入した宛名ラベルの番号を探して選択して、OKを押します。
6.画面の右下あたりに選択したメーカーと製品番号が表示されますので、
選択したものが正しいかを確認して、「新規文書」をクリックします。
7.青い点々が表示された新しいワードが開いたら、これで完成です。
8.あとは、宛名を入力するのですが、
印字位置や文字サイズは、見やすいようにバランス良く設定しておきましょう。
ここまでの設定を保存しておけば、毎回設定しなくてもラベル印刷ができます。
専用のソフトではなくワードを使うことで、
宛名を入力する位置を自分で変えることができるため、宛名ラベルの使い残し(余り)もなくなります。
2枚しか使っていないラベルシールだったら、
ラベルシールが残っている3枚目の場所からワードで入力すればいいということですね。
ただし、これはラベルを販売しているメーカーは推奨していません。
使いかけの宛名ラベル用紙を差し込むことで、
プリンターにシールが貼りつくなど故障の原因になる場合があるからです。
何度も同じ用紙に印刷する場合は、自己責任でお願いしますね。
ワードで宛名ラベルの枠を設定する
ここまでの設定方法で、宛名ラベルの印刷枠設定が簡単にできました。
が、実は紹介した設定では印刷できないラベルがあります。
ワードの設定の中に購入したラベルの品番がない場合があるんです。
この場合は、自分で設定することで購入した宛名シールに印刷枠を合わせることができます。
ここからは、手動設定の方法をご紹介していきますね。
宛名ラベルの品番がワードにない場合の設定方法
今回は、A-oneの7×2の14面シートを作ってみます。
14面の品番72214は、ワードの設定になかったのでこれを作ってみようと思います。
先ほどと同じように新規のワードを開き、
「差し込み文書」⇒「ラベル」⇒「オプション」を押して設定画面を開いていきます。
1.「新しいラベル」をクリックします。
2.「ラベル名」は好きな名前にし、用紙サイズは「A4」に変更しましょう。
3.さてここからが大切な設定ですよ。
購入した宛名ラベルには、必ず印刷位置設定用にサイズが表記されています。
こんな感じですね。
そのラベルシール表記通りに、
Wordのラベルオプションで枠内にサイズを設定していきます。
《上余白》
宛名を印刷するシール部分より上にある、余白の長さを設定します。
この場合は、12.5mmになります。
ちなみに、画像のように「mm」表示が消えて数字だけになっていても問題ありません。
《横余白》
宛名シールの横にある余白部分です。
この場合は19mmとなります。
《ラベルの高さ、ラベルの幅》
ラベルシール1枚分の大きさを設定する箇所です。
この場合だと、ラベルシールの高さは38.1mm、ラベルの幅は86.4mmとなります。
《列数、行数》
列数はラベルシールが横にいくつあるか、行数はシールが縦にいくつあるかの設定です。
この場合は、横2列、縦7行の14面シールなので、列数2、行数7となります。
《垂直方向の間隔》
これは、1つ目のシールの上部から2つ目のシールの上部までの長さを設定する箇所です。
今回の例だと、1つ目と2つ目のシールの間に余白がないですが、
下記の図のようにシールとシールが離れていて余白がある宛名シールもあります。
その場合には、
「垂直方向の間隔」は、「シールの高さ + 余白の高さ」を入力していきます。
今回のように余白がない場合は、シールの高さと同じにしておきましょう。
《水平方向の間隔》
これも垂直方向の間隔と同じ考え方です。
横に並ぶシールの、一番左のシールの左端から2つ目のシールの左端までの幅を設定します。
間に余白がない場合は、シールの幅と同じ数字を入力し、
間に余白がある場合は、「シールの幅 + 余白部分の幅」を入力していきましょう。
これで設定は完了です。
4.「OK」を押すと、ラベルオプション画面に今作成した新しいラベル設定が出来上がっています。
今作成したラベルを製品番号の中から選択したら、
ラベルオプションの画面で再度「OK」を押します。
5.「宛名ラベル作成」の画面に戻ったら、「新規文書」を押すと…
はい!これで完成です^^
お疲れ様でした。
あとは、宛名を入力していけばOKですね。
ワードで宛名シール作成 まとめ
宛名シールを購入したけど、どうやって設定して印刷したらいいのか分からなかった
という人のお役に立てましたでしょうか。
テンプレートはインターネットで検索するといろいろと出てきますが、
どれを使ったら簡単にできるのか、どう設定したらいいのか分からないものも多いです。
それならワードを使って自分で作った方が
トラブルにも対応できるし後々ラクなんじゃないかなと思いますよ。
ワードでの宛名ラベルシールは1度設定すればずっと使えますしね。
手書きで宛て名を書くのもとても素敵ですが、
作業効率化の為にも、ワードで作った宛名シールを活用してみてはいかがでしょうか。