先日テレビを見ていたら、
「甘酒を毎日飲むと便秘が改善される」という話題がありました。
その番組では、便秘に悩む芸能人が実際に甘酒を飲んで改善されていく経過が映し出されていました。
その芸能人たちは快便になり喜んでいたのですが、
体験した全員が、何日も出ないというひどい便秘の人ばかり。
しかし私は、何日も出ないというひどい便秘ではなく、
一応出てはいるけど、スッキリ感がないという隠れ便秘のような状態です。
私のような軽い便秘の人にも甘酒の効果はあるのか、実際に試してみました。
甘酒は便秘に効くは本当!?
甘酒とひと言で言っても、米麹から作られる甘酒と酒粕から作られる甘酒の
2種類あるのはご存知ですか?
米麹から作られる甘酒は、
アルコールが入っておらず、お米の甘さもあって飲みやすいです。
そして、酒粕から作られる甘酒は、
度数は低いですが、アルコールが含まれているし、お酒のような香りもします。
そのため、人によってはあまり美味しいと感じないかも知れないですね。
私は好きですが^^
そして今回、便秘にいいですよ~と紹介されていたのは、
米麹から作られている甘酒の方です。
では甘酒がなぜ便秘に良いと言われるのでしょうか。
米麹に含まれる成分が善玉菌を増やす
甘酒の原料となるのは麹菌ですが、
この麹に含まれる「グルコシルセラミド」という成分が、腸内で善玉菌を増やすため、
便秘の予防や改善に効果が期待できるのだそう。
このグルコシルセラミドは、もともとは小腸で吸収されてしまうため、
腸内環境の改善に役立つとは思われていなかったそうです。
しかし最近の研究で、麹由来のグルコシルセラミドは、他の食品に含まれるグルコシルセラミドと構造が異なり、大腸まで届いて善玉菌を増やすということが分かったのだとか。
つまり、米麹に含まれるグルコシルセラミドに限っては、
善玉菌を増やす効果が期待できるというわけですね。
甘酒にはオリゴ糖が含まれている
甘酒には、オリゴ糖が含まれています。
オリゴ糖は乳酸菌のエサになるため、
腸内環境を整える作用が期待できるのだといわれています。
甘酒を1ヶ月実践してみた結果は?
テレビ番組では、何日も出ないというひどい便秘の人が甘酒を飲み、
改善されていく様子が紹介されていました。
私は、先ほども言いましたが、そこまでひどい便秘ではないけど、
快便とも言えない状態。
そんな私にも、甘酒は「スッキリ感」を与えてくれるのだろうか…。
ということで、実際に飲んでみました。
甘酒を1日200ml飲む
まずは、甘酒を1日どのくらい飲めば便秘に効くのか?
これは、1日200mlでいいと紹介されていました。
私はそのまま飲める甘酒ではなく、
水で薄めて飲むストレートタイプの甘酒を購入して飲んでいました。
なぜかというと、その方が若干安価なので毎日続けやすいということと、
砂糖が入っていないものを選びたかったからです。
近所のスーパーに置いてあるので、この商品を選んでみました。
さて、飲み方ですが、このような商品の場合はそのまま飲めませんので、
水で薄めなければいけません。
350mlの甘酒に対し、350ml~400mlの水を加えるのが一般的。
水を足した後は冷蔵庫で保管し、早めに飲み切る必要がありますが、
1日200mlで、だいたい3~4日で飲みきれるため、その点は問題なしです。
甘酒はいつ飲んだらいいの?
甘酒の飲むタイミングはいつでも良いそうです。
ただ、朝出てくれるとスッキリ感が増すような気がするので、
私は夜の食事を少しだけ減らして、甘酒200mlを夜飲むようにしました。
飲み方は、冷たい甘酒でもいいですが、
内臓を冷やさないように温かい甘酒を飲むようにしました。
このあたりは、こうした方が良いと紹介されていたわけではなく、
私の個人的な思いで試しています。
ですので、実際は朝や昼に甘酒を飲んでもいいですし、
冷たい甘酒でも大丈夫ですよ。
甘酒を飲んで便秘はどうなったのか?
甘酒を飲み始めて1週間。
飲む前と、これといって変化がありません。
出ることは出るけど、快便!という感覚にはなれないままです。
はぁ、やっぱりひどい便秘の人にしか効果がないのかしらと思いながらも、
まだ1週間なので、もう少し続けてみることに。
甘酒を飲み始めてから2週間が経過。
ん~、便の回数が増えた感じ。
今まで1日1回だったのが、1日2回行きたくなる。
これは効果が出てきたのか??
でも、相変わらずお腹の中がスッキリ!という感覚にはならず。
これが限界なのか!?
甘酒を飲み始めて1ヶ月
便の回数は、1日2回に増えてくれたまま継続。
甘酒を飲む前に比べると、1回に出る量も増えたような気もする。
つまり、腸内に蓄積されることなく、ちゃんと出ているってことなのかな。
よくテレビショッピングなどで見るような、
「毎日どっさりで、すごいスッキリ感!」というのを期待したんですが、
そこまでには至らず。
でも、お腹の中に残っているような感覚はないので、
これがスッキリ感なんだろうなという感じ。
これは、「スッキリ感」というのに、
私が過度な期待を持ちすぎていたことが原因なのかもです^_^;
実は、体重も1ヶ月で1kg減りました。
これは嬉しい誤算でした♪
たぶん、甘酒を飲むために夜の食事を少し減らしたことと、
便秘が解消されたことの相乗効果なんだと思います。
1ヶ月間試してみて、実際に便秘が改善されたので甘酒はいまでも続けて飲んでいます。
ただ、だからといって体重が減り続けている、なんてことはありませんが。
1日200mlの甘酒を飲み始めてから3か月目に突入していますが、
便秘解消された状態は、今のところずっと続いてくれていますよ。
酒粕の甘酒も便秘にいいらしい!?
テレビ番組では、米麹でできた甘酒が便秘に良いと紹介されていましたが、
実は、酒粕の甘酒も便秘にいいのだそうです。
酒粕でできた甘酒には、「レジスタントプロテイン」という
便秘改善に効果が期待できる成分が含まれています。
このレジスタントプロテインという成分は、
腸で消化されにくい性質のたんぱく質のため、便を軟らかくする効果があるのだそうです。
1日に、酒粕50gが入った甘酒300mlを飲むだけ。
こちらは米麹よりも少し多めに飲むみたいですね。
たったこれだけで、排便回数や排便量が増えることが期待できるそうですよ。
こちらは実際に試していないのですが、
興味がある人は、酒粕の甘酒で便秘解消を試してみてはいかがでしょうか。
甘酒は便秘に効く?まとめ
甘酒は「飲む点滴」と言われるほど栄養豊富な飲みものとして有名です。
でも、まさか便秘にまで効果があるなんて驚きですね。
実際に「毎日甘酒を飲む」を試してみて、確実に出る量が増えて便秘が改善されました。
甘酒なら、体にも良いものなので、安心して毎日続けることができます。
また、3~4日で350円程度とそれほど高くもないので、その点でも続けやすいですね。
便秘がひどい人だけでなく、なんとなく便秘がちという人にも効果があるので、
便秘に悩んでいる人は一度試してみてはいかがでしょうか。