ゴーヤのわたや種は食べれるの!?栄養や美味しい食べ方を紹介

夏が旬の野菜、ゴーヤ。

ゴーヤ料理として最も有名なのは、
沖縄料理のゴーヤチャンプルーでしょう。

この料理では、ゴーヤの外側の緑色の部分、実だけを使いますよね。

いや、ゴーヤチャンプルーに限らずほとんどの料理で、
ゴーヤの中にある、あのふわふわのわたの部分は捨てられてしまいます。

でも、あのゴーヤのわたの部分も食べられるって知ってましたか?

そこで今回は、ゴーヤのわたや種の栄養や
美味しい食べ方のレシピなどをご紹介したいと思います。

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ゴーヤのわたや種は食べれるの?

ゴーヤという呼び方が定着していますが「ゴーヤ(ゴーヤー)」は元々沖縄の方言で、
この呼び方が広く広まるまでは、「にがうり」と呼ばれていました。

その名のとおり、にがうり(ゴーヤ)には独特の苦みがありますよね。

私は、その苦みがたまらなく好きで、ゴーヤをよく食べるのですが、
この苦み、一般的にはわたの部分に多いのだと思われています。
(実は違うのですが・・・)

そのため、苦みが苦手な人はわたの部分をスプーンなどを使って
きれいに取り除いて、捨ててしまっているのではないでしょうか。

しかし、実はゴーヤのわたや種は食べられるんです。

しかも、栄養価も高く
調理次第では、なんと実の部分よりも美味しくなるんですよ。

そしてなんと、苦みはわたの部分ではないのです!

そんなわたや種を捨ててしまうのは、もったいないと思いませんか?

いや、きっとそう思ったから検索されたんでしょうね。

そうです!
食べられる部分は美味しくいただきましょう♪

ゴーヤのわたの栄養って?

先ほどゴーヤのわたの部分は栄養価が高いですよーと言いましたが、
ゴーヤの栄養について見ていきながら、
実?わた?どの部分に多いのかを合わせて紹介していきたいと思います。

 ゴーヤとわたの栄養は?

ビタミンC

ゴーヤにはトマトの約5倍ものビタミンCが含まれているのだそうです。

ん~、ちょっとよく分かりませんよね^_^;

小さいゴーヤ1本で、レモン約6個分に相当するらしいです。

とにかくビタミンCの含有量がとっても多いということです。

ビタミンCは一般的には熱に弱いとされていますが、
ゴーヤに含まれるビタミンCは熱に比較的強いと言われているので、
温かい料理にしても壊れる心配はありません。

ビタミンCには、コラーゲンを生成する働きや、抗酸化作用があり、
皮膚や血管の健康維持に役立ちます。

また、白血球を活性化するとも言われているため、
風邪の予防対策にも効果的なのだそうです。

さらに、ビタミンCはストレスが多い人ほど不足すると言われています。

ですので、ストレスを感じている人ほどゴーヤはおすすめ。

そして、このビタミンCは、
ゴーヤの実の部分よりもわたの部分に多く含まれている
と言われています。

鉄分

ゴーヤには鉄分も多く含まれています。

野菜の中ではセロリが鉄分を多く含んでいるとよく言われますが、
そのセロリの約2倍もゴーヤには鉄分が含まれているそうです。

鉄分は、私たちの体に必要なミネラルの1つで、
全身に酸素を運ぶ「ヘモグロビン」を構成する栄養素。

ビタミンCと一緒に摂ることで、効率的に吸収することができるそうなので、
ビタミンCも豊富に含むゴーヤは、鉄分を摂取するのに適した食べ物と言えます。

そのため、ゴーヤは貧血になりやすいと言われている女性に、特におすすめなんです。

カリウム

カリウムは、体内に溜まった余分な水分や塩分の排出を促す働きがあります。

むくみが気になる人は、塩分を控えつつゴーヤを食べると良いと言われています。

不溶性食物繊維

不溶性食物繊維は、腸のぜん動運動を促す作用があります。

腸を刺激することによって、腸内に溜まった便の排出を促します。

また、食物繊維は善玉菌のエサにもなるため、腸内環境やコレステロール値の改善に効果的。

お腹のハリや便秘でお悩みの方には、見逃せない成分ですね。

モモルデシン

ゴーヤの苦みの原因は「モモルデシン」という成分なんだそうです。

モモルデシンって、あまり馴染みがない言葉なのは私だけでしょうか。

このモモルデシンには、胃を刺激することによって胃液の分泌を促し、
胃腸を整えてくれる作用があるのだそうです。

そのため、夏バテによる食欲不振の改善に効果的。

他にも、血糖値や血圧を下げる効果や、
神経に働きかけ前向きな気持ちにさせる効果もあると言われています。

先ほども少し触れましたが、
ゴーヤの苦みはわたのせいと思われがちですが、それは間違っていて、
実際は、実の部分のあのデコボコした表面部分が苦いのです。

ですので、この苦み成分モモルデシンは、
わたの部分ではなく実の部分の方に多く含まれている
そうですよ。

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 ゴーヤのカロリーはどのくらい?

栄養素とともに気になるのは、ゴーヤのカロリー。

いくら栄養価が高くても、
食べ過ぎて太ってしまっては意味がないですもんね。

ゴーヤは栄養満点でありながら100gで約17キロカロリーと、
とてもカロリーの低い食材です。

カロリーを気にせずたっぷり食べれるのは嬉しいですね。

ただし、食べ過ぎは栄養が偏りますので注意しましょう。

ゴーヤのわたや種の美味しい食べ方

ゴーヤは、栄養価の高い食材であることが分かりました。

そして、ビタミンCは実よりわたの部分の方が多く含まれていて、
苦み成分のモモルデシンは、実の部分の方が多く含まれていることも分かりました。

そして、苦み成分はわたではなく、実の方に多いということは、
「苦いから、わたをきれいに取り除く」はそもそも間違っていることになりますね。

ビタミンCも豊富に含まれていて、苦みの原因でもないのであれば、
わたも種も美味しく食べたい!

わたは火を通すことで、しっとりとして苦みも気にならなくなりますよ。

ということで、ゴーヤのわたや種の美味しい食べ方レシピを
いくつかご紹介します。

 ゴーヤのわたごとフリッター

《材料》(4人分)
・ゴーヤ(1本)
・塩(少々)
・こしょう(少々)
・小麦粉(50g)
・片栗粉(大さじ1)
・ベーキングパウダー(小さじ1/2)
・たまご(1個)
・水(1/4カップ)

《作り方》

1.ゴーヤは、少し厚めに輪切りにします。
もちろんわたも種もそのままです。

2.小麦粉、片栗粉、ベーキングパウダー、たまご、水、塩をよく混ぜ合わせます。

3.フライパンに2cmほどの深さになるくらいの油を敷き170度に熱します。

4.ゴーヤを2の衣にくぐらせて油に入れ、
表面が固まったら返してさらに5分ほど揚げます。

5.器に盛り、お好みで塩こしょうをふりかけます。

チーズをゴーヤで挟んで揚げたり、豚肉でゴーヤを巻いて揚げるなど、
他の具材を一緒に揚げると、より美味しくなりますよ。

また、揚げた後に、カレー粉や粉チーズなどをふりかけてもよさそうですね。

 ゴーヤのわたのピカタ

ゴーヤのわたを一緒に焼くことで、ふわふわ食感に。

ゴーヤのわただけを使うので、
他の料理でゴーヤの実を使ってわたが残っている時におすすめです。

《材料》
・ゴーヤのわた(1本分)
・たまご(1個)
・小麦粉(大さじ1)
・塩(少々)
・こしょう(少々)
・パセリ(少々)お好みで

《作り方》

1.ゴーヤ以外の材料を混ぜ合わせます。

2.ゴーヤのわたをスプーンでくり抜き、
好みの大きさにカットして1と混ぜ合わせます。

3.フライパンに1cmくらいの深さになるくらいの油を敷き、2を流し込みます。
この時、小さいピカタを何個か作る場合は、
スプーンやおたまですくいながら入れると良いですね。

4.両面に焼き色がついたら取り出して盛り付けます。

わざわざピカタにしなくても、
卵にゴーヤのわたを混ぜ合わせて焼くだけ(卵焼き)でも十分美味しいですよ。

 ゴーヤの種をおつまみに

ゴーヤの種をから煎りすれば、おつまみやおやつに最適な1品になります。

煎った種に塩や七味をふりかけたり、
マヨネーズなどを付けて食べると美味しいです。

 乾燥ゴーヤにする

ゴーヤは干して乾燥させることで、旨味がギュッと濃縮されて、
甘味や旨味が増すのだそうです。

苦みもかなり和らぐので、
実ごといやわたごと全部干して食べると苦手な人も食べやすいです。

《作り方》

1.ゴーヤは洗って水気を拭き取ったら、
太めの輪切りにしてザルなどに重ならないように並べます。

2.風通しの良い場所で半日~1日天日干しします。
長く干せば干すほど苦みが薄れていきます。

これで完成です。

そのままでも食べれますが、旨味が凝縮されているので、
いろんなゴーヤ料理に乾燥ゴーヤを使ってみると良いと思いますよ。

また、しっかり干したゴーヤにお湯を注げば、ゴーヤ茶にもなります。

干したゴーヤは苦みが少ないので、どんな料理にも使えそうですね。

ゴーヤのわたは食べれる?まとめ

ゴーヤのわたは、ビタミンCが実の部分より豊富に含まれていて、
捨てるのはもったいない。

でも食べれるのか、食べれるなら美味しい食べ方は?
と分からないことがいっぱい。

ゴーヤのわたや種は食べることができるし、
しかも、「良薬口に苦し」ではなく、美味しく食べられるのも嬉しいところですね。

ゴーヤの苦さが好きな人も、苦みが苦手な人も、
ゴーヤをまるごと食べて、暑い夏を乗り切りましょう♪

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