岐阜にある金華山(きんかざん)は、
山頂には、織田信長の居城で知られる岐阜城があり、
私たち地元民にとっては象徴的な山です。
金華山には登山道がいくつかあり、平日も多くの登山者を見かけます。
まったく登山をしたことがない初心者の私ですが、
先日友人達と完全にノリだけで、金華山の七曲り登山ルートを登ることに。
そんなド素人が、果たしてノリだけで登れるのか?
七曲りはどんな登山道?登山入口近くの駐車場は?などについてまとめました。
金華山は登山初心者でも大丈夫!?
金華山は標高が329メートル、登山経験者にとっては比較的低い方の山のようです。
金華山の登山ルートは、ハイキングコースも含めると10個ほどあり、
そのコースによって難易度はさまざま。
コースさえちゃんと選べば、初心者でも登れる山だし、
登山経験者の方でも楽しめるそうですよ。
今回の登山は、なぜか急に友人達と「登ろう!」という話になり、
『え!?トレッキングシューズじゃないけど大丈夫?服もデニムだし・・・』
といった不安を持ったまま、本当に登ることになったんです。
その勢いのまま金華山のふもとへ到着するも、
そこからどこに行けばいいのかもわからないσ(・´ω・`*)
ということで、まずは金華山ロープウェー乗り場へ。
この建物は、お土産やロープウェイの切符の販売所と、
その手前に休憩所のようなスペースがあり、
金華山のスタートとゴール地点のような場所です。
休憩スペースには、登山者向けに登山口の説明や難易度が書かれていました。
それらの説明を確認し、友人の子ども(5歳)も一緒にいたので、
とにかく楽だと思われるコースを選ぼうと、「七曲り登山道」を選択しました。
七曲り登山道は、所要時間約60分、距離2kmで、
しかも『家族向き』と書かれていたので、かなり緩やかなんだろうと想像。
さ、頑張って登りましょう!と意気込んで出発です。
金華山七曲り登山道のはどんな道?
出発したは良かったのですが・・・、
ロープウェイ乗り場から七曲り登山口に到着するまでの距離が長かった(+_+)
岐阜公園を通り抜け、さらに少し住宅地の方へ入っていきます。
先に百曲り登山道への入り口がありますが、そこを無視してさらに住宅地の方へ。
もうしばらく歩くと、七曲り登山道の入り口が見えてきます。
ここからやっと登山スタートです。
あれ??
想像よりも急な坂道からのスタートにちょっと戸惑います^_^;
舗装された坂道を登り終えると、ゴツゴツとした山道に入ります。
最初はかなり緩やかな道。
均等に丸太が埋め込まれていて、楽に歩けるな~という印象。
5歳の子どもも楽しそうに登っていきます^^
しかし、やはり山を登っているので、平坦な道ばかりというわけにもいきませんよね。
少しずつ傾斜が急になっていきます。
そして、つらくなった頃にやってくるのが石の階段。
これがとにかくきつかった。
石段が若干高めになっているので、
5歳児だと結構足をあげて「よいしょっ」と登らないと上がれないくらい。
私たち大人(おばさん)も、子どもと同じように「よいしょっ」と踏ん張って上がっていきます。
この石段が延々と続きます(>_<)
石の階段が始まると、間隔を空けて3~4か所ほど休憩する為のベンチが置いてあります。
休憩しながらのんびり登りたい・・・ですが、元気な子どもはどんどん登りたがります。
そのため、ほとんど休憩しないで石段を登っていくことに。
はぁ~、普段運動しているとはいえ、結構きつい^_^;
基本的には、登山道の幅は広いのですが、
途中、道が狭くなっている部分が何か所かあります。
道のすぐ横は崖になっているので、子供がいる場合には注意した方が良さそうです。
しんどい中でも、上を見上げれば、
木々の隙間から差し込む光はきれいで、気持ちいいですね。
所要時間は案内に記載されていた通り、1時間で到着。
5歳の子は途中で、少し友人(おじさん)におんぶしてもらってましたが、
ほぼ自力で登頂です。すごい!
5歳の子には登頂のご褒美にリス村とかき氷を、私たちはかき氷を食べました。
かき氷は、人気のふわふわかき氷ではなく、
昔ながらのガリガリかき氷ですが、シロップがかけ放題(笑)
子どもは喜んで全色かけまくってました(^O^)
リス村では、リスと触れ合うことができます。
1人1回のみ餌やりも可能です。
ただ、リスもお腹がいっぱいになれば、あまり食べてはくれません。
園内の人の話では、
やはり朝はお腹が空いているのですぐに駆け寄ってきてくれるそうですよ。
私たちが行ったときには、もうお腹いっぱいだったみたいで、
食べてくれるリスを探すのに苦労しました^_^;
リス村やロープウェーの山頂駅から、もう少し上に登っていくと岐阜城です。
久しぶりに岐阜城を近くで眺めました^^
岐阜城の天守閣は有料です。
大人200円、小人100円
今回は中に入るのは遠慮しておきました^_^;
岐阜城からロープウェー乗り場まで一旦戻り、反対側の階段を上がると、
バーンとひらけた展望台があります。
ここからの眺めは圧巻!素晴らしい眺めでした。
地元民の私たちは、
「あそこに○○があるね!」などと話しながら盛り上がりましたよ♪
さて、ひと通り楽しんだところで下山です。
ただ、帰りも歩きたかったんですが、
子どもが疲れていたので今回はロープウェーで下山することに。
1時間かけて登ったのに、帰りはたったの数分^_^;
仕方ないけど、なんだかちょっと物足りない感じが残りました。
金華山の登山での服装
岐阜の金華山の登山では、登山コースにもよりますが、
登山用の服装をする必要はなさそうです。
私はTシャツにデニムパンツ、スニーカーでしたし、
友人の中にはサンダルの人もいました。
もちろん、ゴツゴツした道を登るので軽装であればあるほどケガのリスクはあると思いますし、さすがにサンダルはダメでしょ!?とは思いましたが。
それでも、ちゃんとした登山服でなくても、
初心者コースであれば問題なく登ることができます。
このように気軽に登れるのも、金華山の魅力なのかもしれませんね。
金華山七曲り登山道に近い駐車場は?
今回私たちは、どの登山コースを登るのかも決めないままだったので、
岐阜公園第一駐車場(有料)に車を停めました。
しかし、登山コースを決めて行くなら、
できれば登山口近くに車を停めたいと思いますよね。
そう思って調べてみたんですが、残念ながら七曲り登山道に近い駐車場はありません。
私たちが停めた岐阜公園第一駐車場が一番近いようです。
駐車場代も、1回300円なので有料といえどもそれほど高くはありませんので、
ここに停めるのが一番いいと思います。
岐阜公園第一駐車場から七曲り登山道口までは、ゆっくり歩いて10分ほどです。
「どうせ遠くに停めるのなら、無料がいい」という場合は、
有料駐車場よりさらに遠くはなりますが、鏡岩緑地の駐車場が無料ですよ。
そして、どうしても近くの駐車場がいいという人は、
七曲り登山口からもう少し住宅地を奥へ進むと岐阜県歴史資料館があります。
登山の前後どちらかに歴史資料館も訪れるのであれば、駐車場に車を停めさせてもらえる可能性がありますので、聞いてみるのも方法のひとつですね。
ただし、無断で停めるのはNGですよ。
金華山登山初心者まとめ
金華山は、初心者でも、服装が軽装でも
気軽に登れる山だということが自分で登ってみて分かりました。
ただし、短パンやサンダルなど軽装過ぎるのはケガのもとですので、
ある程度はちゃんとした服装で登りましょう。
岐阜公園周辺をスタートする登山ルートは全部で5個、
裏側(?)反対側(?)をスタートするのを合わせると10個ものコースがあります。
今度はもう少し登山らしい服装で、
のんびり景色を楽しみながら登ってみたいなと思います^^