子どもの日に飾る鯉のぼり。
子どもがある程度大きくなったから、引っ越し先では飾る場所がないから
などといった理由で鯉のぼりの処分を考えている人もいらっしゃると思います。
でも、子どもの成長を見守り続けてくれた鯉のぼりですから、
寄付できるところがあるなら、使ってもらえたら嬉しいですよね。
そこで今回は、岐阜で鯉のぼりを寄付できるところを探してみました。
また、寄付以外の処分方法や、
ポール(竿)の処分の仕方についても調べてみました。
鯉のぼりは寄付できる?岐阜ではどこがある?
岐阜県内で鯉のぼり寄付ができるところは、
多くはありませんでしたが、いくつかありました。
岐阜 鯉のぼりイベントへ寄付
相川鯉のぼり一斉遊泳(垂井町)
岐阜県不破郡垂井町にある相川に、約350匹の鯉のぼりが泳ぎます。
このイベントは、毎年3月下旬から5月上旬までと、
結構長い期間開催されます。
鯉のぼりイベントは、全国に多くありますが、
垂井町のように1ヶ月以上行われるのは珍しいのだそうですよ。
寄付の方法について問い合わせしてみました。
鯉のぼりの寄付は年間を通して受け付けています。
寄付の対象は、鯉のぼりと吹き流しで、ポールや矢車は対象外だそうです。
寄付の方法は、持ち込みか宅配の2つ。
●持ち込みの場合
・垂井町役場内の観光協会の窓口
・垂井駅前にある、垂井町観光案内所
のどちらかへ持って行けば受け取っていただけます。
●宅配(郵送)の場合
梱包方法などの指定は特にないそうですので、
垂井町役場内観光協会宛てに発送すればOKだそうです。
〒503-2193
岐阜県不破郡垂井町1532-1
垂井町役場内観光協会
垂井町観光協会:0584-23-2020
こいのぼり祭り(瑞浪市)
岐阜県瑞浪市明正町の瑞浪市民公園に、約150匹の鯉のぼりが泳ぎます。
イベントは、毎年5/3~5/5までの期間ですが、
鯉のぼりは5/10頃まで掲揚されています。
鯉のぼりの寄付は年間を通して受け付けているそうです。
瑞浪市も、寄付の対象は、
鯉のぼりと吹き流しで、ポールや矢車は対象外だそうです。
寄付の方法は、持ち込みか宅配の2つ。
ただ、基本的には持ち込みでお願いしたいとのことです。
●持ち込みの場合
瑞浪市化石博物館への持ち込みとなります。
瑞浪市役所ではないそうですので、注意してくださいね。
●宅配(郵送)の場合
梱包方法などの指定は特にないそうですので、
瑞浪市化石博物館宛てに元払いで発送すればOKだそうです。
〒509-6132
岐阜県瑞浪市明世町山野内1-47
瑞浪市化石博物館
瑞浪市教育委員会 文化振興係:0572-68-7710
岐阜 施設等への寄付
岐阜県内の養護施設や保育園、小学校などでも、寄付を募っている場合があります。
ただ、施設への寄付となると、数はそれほど多くを募りませんし、
常にオープンな状態で受け付けているということもありません。
変動が激しい情報になりますので、
まずは地元の役所や施設に、直接問い合わせをしてみると良いでしょう。
岐阜県内にこだわらないのであれば、「鯉のぼり 寄付 施設」などで検索すると
全国の寄付を募っている施設が出てくることがあります。
この場合も、ネットの情報が古い可能性がありますので、
「今も寄付を受け付けているのか?」を確認するようにしましょう。
鯉のぼりの処分の仕方は?
鯉のぼりは、子どもの成長を願う思いが込められた縁起物ですので、
一般ごみとして捨てるのは、基本的にはあまりいいものではありません。
では、鯉のぼりを寄付以外で処分する方法には
どんなものがあるのでしょうか。
鯉のぼりの処分の仕方
鯉のぼりを親戚や友人に譲る
立派な鯉のぼりで、状態も良いものであれば、
親戚や友人などに譲るという方法があります。
立派な鯉のぼりは、購入するとなるとかなりの出費となりますので、
受け取る側も喜んでくれると思います。
また親戚や友人に譲るのであれば、
鯉のぼりのポール(竿)もセットで譲ることになるはずですので、
ポールの処分に悩む必要もなくなります。
ただ、気軽に言える関係だからこそ、
相手に押し付けがましくなってしまう可能性があります。
相手の都合や気持ちへの配慮に気をつけましょう。
ネットオークションやフリマアプリに出品する
鯉のぼりをネットオークションやフリマアプリに出品する方法もあります。
ただし、年季が入った、状態のよくない鯉のぼりは
トラブルになる可能性もありますので、
汚れや破れなどの情報はしっかりと伝えて出品しましょう。
もし売れれば、購入した人は「安く買えた」と喜んでくれるでしょうし、
あなたにも処分するはずの鯉のぼりで収入が入るわけですから、
お互いに嬉しい結果になりますね。
神社やお寺で供養
子どもの成長への願いが込められた鯉のぼりですので、
供養して処分するのが、一番良い処分方法だと思います。
ただし、鯉のぼりの供養は受け付けていない寺社も多く、
近所のお寺や神社へ持って行けばやってもらえる、というものではありません。
基本的には「人形供養」をされている寺社であれば、
鯉のぼりの受け付けも可能のようです。
お住まいの近くで、人形供養をしている寺社があれば、
一度問い合わせをしてみると良いですね。
どうしても見つからない場合は、宅配で受け付けている寺社や業者がありますので、
「鯉のぼり 供養 郵送」などで検索してみてくださいね。
自分で供養してごみに出す
鯉のぼりの状態がとても悪かったり、ずいぶんと古いものだったりすると、
人に譲ったり寄付するのはちょっと難しい、ということもあると思います。
でも、供養できるところが近所にないと、
仕方なくごみとして処分するという場合もあるでしょう。
しかし、子どもの健やかな成長を願う思いが込められている鯉のぼりを
ポイッと捨てるのは気が引けますよね。
その場合は、
自分で供養してからごみとして処分する方法があります。
自宅で鯉のぼりを供養する方法をご紹介します。
2:鯉のぼりに一礼し、合掌します
3:今までの感謝の気持ちを込めて、塩をふりかけ清めます
4:白い和紙で包みます
供養が終われば、ごみとして処分するわけですが、
お住まいの自治体のごみの分別方法の確認は、絶対に必要です。
ルールに沿って、処分しましょう。
鯉のぼりのポールの処分は?
鯉のぼりを寄付するとしても、
ポール(竿)は寄付対象ではないという場合がほとんどです。
ですので、鯉のぼりの竿は、
地域のルールに従って粗大ごみとして捨てることになります。
ポールは長いですので、
そのままでは粗大ごみとしても出せない可能性もあります。
ごみとしてポールを捨てる方法は、
どのような方法で捨てればよいのかを、お住まいの自治体に確認をするようにしましょう。
竿を短くカットしなければいけない場合は、
カットしてくれる業者などを紹介してくれる場合もありますので、
ついでに聞いてみるとよいですね。
鯉のぼりの寄付 まとめ
子どもの日に飾っていた鯉のぼりですが、
子どもが大きくなると倉庫の中で眠ったままになってしまいます。
処分を考えた時、
どうせならこれからも鯉のぼりが誰かの役に立ってくれたらいいなと思いますよね。
鯉のぼりのイベントへの寄付は、青空の下で気持ちよく風に乗って泳ぐ姿で
人を楽しませてくれるという別の役目で「鯉のぼり」もきっと喜ぶのではないでしょうか。
どんな方法で手元から離れるとしても、
その際には、今までの感謝の気持ちがとても大切です。
できればお子様も一緒に、感謝の気持ちを持って処分されると良いと思いますよ。