師走と呼ばれる12月は、何かと忙しい月ですよね。
忘年会やクリスマスパーティーなどで、外食の機会も増える人が多く、
家では、年末の大掃除やお正月の準備など、
「師走」と呼ばれる通り、慌ただしい日々となります。
そんな慌ただしい日々でも、
お正月の準備は、日本人としてしっかりとしておきたいものです。
そこで、お正月飾りはいつから飾るのが良いのか、買う日はいつがいいのか
についてまとめました。
さらに、アパートやマンション暮らしの人が気をつけた方が良い事についても
調べてみましたよ。
正月飾り 玄関にいつから飾るのがいい?
お正月飾りには、門松やしめ縄、鏡餅などがありますね。
玄関や車に飾るものを「しめ縄」と言います。
門松を玄関の両脇に飾るご家庭もあると思います。
そんな門松やしめ縄を玄関に飾るのは、いつからがいいのかご存知ですか?
お正月飾りはいつから飾る?
しめ縄や門松は、
12月13日以降であればいつ飾っても良いとされているそうです。
これは、しめ縄や門松に限らず、お正月飾りすべてに共通することのようですよ。
では、この12月13日がいったい何の日なのか?というと、
一般的には、『お正月の準備開始の日』なのだそうです。
これは、昔お正月に歳神様をお迎えするため、
江戸城では12月13日に「すす払い」が行われていたことから
この日が「正月事始め」と言われるようになったためと言われています。
しかし昔とは違い、クリスマスを楽しむ人も多く、
12月25日にお正月飾りとクリスマスリースの両方が飾ってあるのも
何だかおかしな気分になりますよね(;^ω^)
早くから準備することに越したことはないのですが、クリスマスの飾りを片付けてから、
やはり年末に飾るのが気分的にもしっくり来そうですよね。
そして、玄関にしめ縄や門松を飾るのに最も良いのが、12月28日なのだそうです。
28日は「八」が末広がりのため、縁起が良い日とされているからとか。
また、日本では伝統的に2と8が聖の数字であるとも言われていて、
28日は、聖の数字が両方入っているので、とても縁起が良い日なんだそうです。
逆に、飾る日として避けた方が良いのが12月29日と31日といわれています。
29日は「9=苦」の語呂合わせで、
31日は葬儀と同じ「一夜飾り」となることから縁起が悪いとされています。
ですので、もし12月28日に飾り忘れてしまった場合は、
12月30日には必ず飾るようにしないと、
縁起の良くない日に飾らなければいけなくなってしまうってことですね。
ただ、29日は語呂合わせでは「福(2=ふ、9=く)」ともなるため、
地域によっては、29日にお正月飾りをした方がいいといわれているところもあるそうですよ。
ちなみに、お正月飾りを飾るのに最適な12月28日が
六曜で日が良くないとされる「仏滅」だった場合でも、28日に飾って良いとされています。
安心して28日に飾ってくださいね♪
正月飾りを買う日はいつ?
お正月飾りは、11月中旬頃になるとお店に並び始めますよね。
さすがに11月は「まだ早いな」…と思って買わない人が多いと思いますが、
12月に入ると、「そろそろ準備しなきゃ」と考えだしますよね。
お正月飾りを飾る時には縁起を気にした方が良いと言われているけど、
買う日のお日柄は気にしなくていいのかな?
と疑問に思ったことありませんか?
実は、お正月飾りを買う日のお日柄は、気にする必要がないのだそうですよ。
そもそも、お正月に歳神様をお迎えするためのお正月飾りと
中国から伝わってきた六曜は全く別物です。
ですので、それらを結び付けて考える必要はなく、
仏滅でも大安でも、お日柄は関係なく、いつ買っても問題はないそうです。
気に入ったお正月飾りを見つけた時に、買って準備しておくといいですね。
私も母も、いつも直前になって慌てて準備しているので、
お日柄を考えたこと、一度もなかったです(;^ω^)
もしどうしても、お日柄が気になるという人は、
大安の日を選んで、お正月飾りを購入すれば良いと思いますよ。
アパートの玄関への正月飾り
アパートやマンションの場合、
実は、玄関へのお正月飾りで注意すべきことがあるみたいです。
玄関の外は共用スペース
賃貸のアパートやマンションも、そして分譲マンションも
実は、玄関を一歩出たら共用部分となります。
共有部分というのは、床などのスペースに限らず、
玄関のドアや外壁に面した窓も共用部分とみなされるそうなんです。
そのため、玄関の外に門松を置くことは「共用部分を私的に使っている」
とみなされてしまいます。
また、玄関ドアの外側部分にしめ縄を飾ることも同様です。
古くから続く、大切な日本の行事であるお正月飾りですから、
禁止と大々的に言ってくることはないと思いますが、配慮は必要かもしれません。
管理会社から委託されている清掃の方が、取り外して処分した、
なんていう話もあるらしいですよ。
もし、門松やしめ縄を飾りたいのであれば、
事前に管理会社へ確認するのが一番良いと思います。
ドアに掛けるしめ縄くらいなら、確認しなくても良さそうと思いがちですが、
せっかくの新年早々苦情が来てしまっては、なんだか幸先が悪くて嫌ですよね。
念のため、確認しておいた方が気持ちよく新年を迎えられそうですよ。
また、あなたの玄関の前を通路として通る人がいるようであれば、
門松が通路を妨害してしまわないように気をつける必要もありますよね。
もし挨拶程度でもお付き合いがあるようでしたら、
事前に「ちょっと邪魔になるかも知れませんが、すみません」
とひと言伝えておくとトラブルにならずに済みそうですね。
時々ニュースで見るような近隣トラブルに巻き込まれないためにも、
また、共用部分を私的に使用するのですから、
まわりの方への気配りはしっかりしておいた方がいいと思います。
玄関の中に飾る
門松やしめ縄は、歳神様をお迎えするための飾りですので、
玄関の外側に飾るのが本来です。
しかし、アパートやマンションの場合、
玄関の外は共用部分になってしまうため飾ることができない場合があります。
その場合は、玄関の中に門松やしめ縄を飾ってもいいと思いますよ。
正しい飾り方ではないですが、
お正月の雰囲気を味わうことはできるし、歳神様もきっとわかってくださるはずです^^
お正月飾り玄関のまとめ
何かと慌ただしい師走ですが、お正月飾りは忘れず準備したいですね。
飾る日は、12月28日が最適だとされていますが、
買う日については、特にお日柄を気にする必要はありません。
気になるお飾りを見つけた時に、買って準備しておきましょう。
門松やしめ縄を飾って、良い新年を迎えましょう♪