親しくしていた友人や知人が亡くなってから初めて迎える初盆。
お参りに行きたいけど、
服装やお供えもや香典の金額などどうしていいか分からない。
それに、相手のご家族にご迷惑にならないかなと心配にもなりますよね。
そこで今回は、
友人の初盆の服装や行く時期などについてまとめました。
友人の初盆はどんな服装がいい?
初盆とは、亡くなってから49日を過ぎた後に迎える初めてお盆のことを言います。
よく、亡くなってから初めて迎えるお盆のことだと思っている人がいますが、
少し違います。
まだ忌中にお盆がある場合は、翌年が初盆(新盆)となります。
友人の初盆にお参りに行くのには、2つのパターンがあると思います。
1つは、友人と親しかったことを親族の方も知っていて、初盆に呼ばれた場合。
もう1つは、初盆に呼ばれていないけど、お参りしたい気持ちがあって個別に行く場合です。
気をつける服装にも少し違いがあるので、それぞれ紹介していきたいと思います。
友人の初盆に呼ばれていく場合の服装
初盆に呼ばれていく場合の服装は、礼服が無難です。
友人であるあなたも呼ばれるということは、
親戚や近しい人たちも集まるのだろうと想像できます。
それなりの規模で初盆をされるようなら、礼服が相応しいでしょう。
ただ、礼服でなくてもいい場合もあります。
自分だけ礼服で、他の人は平服だったらちょっと浮いてしまいそうですよね。
初盆に声をかけていただくくらい親しい間柄なら、
故人のご家族に、服装について確認をされるのが一番良いかと思いますよ。
友人の初盆に個人的に行く場合の服装
初盆に呼ばれているわけではなく個人的にお参りさせてもらいたいと思って訪問する場合は、
平服で構いません。
「平服 = 普段着」という意味ではありますが、
実際は、略式の正装という意味で使われることが多いです。
ですので、平服といってもTシャツと短パンのようなラフすぎる格好はNGですよ。
そのくらいは常識的に分かるとは思いますが念のため^_^;
ある程度しっかりした服装でないといけないけど、
かしこまり過ぎる必要はないということです。
色も、黒でないといけないということはありません。
派手な色や明るい色さえ避ければ、白やグレー、紺などでもOKです。
個人的に伺う場合には、
あまり服装を気にする必要はなく、何よりも友人をお参りしたいという気持ちが大切。
故人のご家族も、
あなたがわざわざお参りに来てくれる気持ちや、覚えていてくれていることに
嬉しい気持ちの方が大きいはずです。
友人の初盆はいつ行けばいい?
友人の初盆に個人的に行こうとする場合、
故人のご家族のご迷惑にならないようにしたいですよね。
ご迷惑にならないようにするには、いつ行くのがベストなんでしょうか。
初盆ということは、迎え火の準備や、親族の訪問、法要や会食、最後に送り火と、
故人のご家族は忙しくバタついていることが想像されます。
ですので、できればお盆前やお盆明けてからお参りに行くと良いようです。
初盆は8/13~16までの期間で行うのが一般的ですので、
それより前か後に行った方がご迷惑にならないでしょう。
帰省に合わせてお参りしたいなど、どうしてもお盆期間中に訪問したいという場合には、
事前に連絡をしておくと良いと思います。
また、初盆の期間を外して訪問する場合でも、事前に連絡をしておいた方が良いでしょう。
事前に連絡をすると故人のご家族に余計な気を使わせてしまうから
と突然訪問する人もいらっしゃるようですが、
相手の立場になって考えてみれば・・・分かりますよね。
部屋に上がり仏壇にお参りさせていただくわけですから、
事前に、電話で訪問したいことを伝えておくのが気配りだと思いますよ。
訪問する時間は、故人のご家族から「この時間で」と指定された場合を除き、
早すぎる時間や遅すぎる時間は避けた方が良いです。
また、昼食や夕食の時間に被るのも良くないです。
もしかしたら、食事の準備まで気を使わせてしまう可能性があります。
昼食後の時間帯(13時~14時頃)や、
夕食前の時間帯(16時頃)などが一番良い時間帯かなと思います。
友人とは親しかったけど友人のご家族とはあまり面識がないという場合もあると思いますが、
できればお参りだけで帰るのではなく、
故人との思い出をご家族に話されると、とても喜んでもらえると思いますよ。
初盆のお供えや金額は?
初盆に呼ばれている場合には、お供えや香典は用意しましょう。
ただ、地域によって
・お供えものだけで良い
・香典(現金)だけで良い
・お供えと香典(現金)の両方用意
と違いがあるようです。
もし可能であれば、友人の地域の慣例を確認すると良いでしょう。
あなたと故人の実家が近いなら、あなたのご家族に確認できそうですね。
今あなたがお住まいの地域と故人の実家が近いなら、ご近所の方に。
故人の家が全く知らない地域にある場合は、
故人の地元のお寺などに問い合わせてみるのも手です。
初盆に個人的にお参りに行く場合には、お供えものと香典のどちらかだけでOKです。
友人の初盆、お供え物の相場は?
友人の新盆にお供え物をする場合は、お付き合いの深さによりますが、
3,000円~10,000円くらいのものが相場のようです。
お付き合いの深さと、香典とお供えの両方を用意するかなどの違いで、
相場金額の幅が大きいようですね。
お供えの品物は、友人でも親族の場合と同じように考えれば問題ありません。
お菓子の詰め合わせや、お線香などですね。
亡くなられた友人の年齢にもよりますが、
友人へのお供えものだからとこだわって故人が好きだったものを送ると、
遺族にとって辛いものになってしまう可能性もあります。
お供えは一般的なものにしておいた方が良いと思います。
友人の初盆でお香典の相場は?
友人の初盆のお香典は、3,000円~5,000円が相場のようです。
不祝儀袋は、「双銀」「藍銀」「黄白」の「結び切り」を使用します。
薄墨ではなく、普通の濃さの筆で、上に「御仏前」下に名前を書きます。
複数人で一緒に訪問する場合には、友人同士で金額にバラつきがないか確認し、
金額を合わせておくと良いですよ。
友人の初盆 まとめ
友人が亡くなって初めてのお盆ですから、
あなた以外にもお参りしたいと思っている人が多くいらっしゃるでしょうし、
ご遺族の方も何かと忙しいはずです。
なるべくご遺族の方にご迷惑にならないよう、
最低限のマナーを守ってお参りに行きましょう。
とはいっても堅苦しく考える必要はありません。
故人のご家族にとって、お参りに来てくれる人がいるというのは嬉しいものですから。
ご遺族の方が知らないであろう、
あなたと友人との思い出を話して来てあげてくださいね。